会山行紀行文 11.11.06日(日)
曇り後雨 
H23秋季集中登山 
烏帽子岳・2066m
参加者
47名(男21・女26)
2110 K/M

                               

≪コースタイム≫
 新潟駅南口6:10=栄SA6:40=大積SA6:55=大潟PA7:30=妙高高原SA8:00=東部湯の丸IC9:10=湯の丸高原・地蔵峠(9:40-9:55)〜中分岐10:18〜湯の丸分岐10:50〜稜線11:20〜山頂(11:40-11:45)〜稜線12:00〜湯の丸分岐12:30〜地蔵峠(13:00-13:50)=東御市公民館(14:40-15:30)=新潟駅南口18:40

 雨も天気のうちだが「なんとか降らないで欲しい」と願っていた。前後の日々の天気はまぁまぁだったのに、6日だけ雨の予報だったからだ。新潟を出発する時は、重い曇り空ながら雨は降っていなかった。
 新潟駅南口を6コース206名を乗せた大型バス5台で出発。途中に寄った妙高高原SAで妙高の山頂が見え、黒姫もくっきりと見えた。バスは、淡い希望をたくさん乗せて湯の丸高原に向かって坂道を登っていった。
車窓からみる麓の紅葉は盛りで、カラ松の紅葉と流れる沢が調和して綺麗だった。時々、石の観音像が見られた。

地蔵峠駐車場 出発です 湯の丸高原の標識

 湯の丸高原の地蔵峠駐車場について、支度を調える。さすが楽山会だ。なんと準備の手早いことか。幸いなことに霧雨程度だ。一歩きしてキャンプ場に着くと、暑くなったので服を脱ぎ体温の調整をする。中には半袖になった方もいた。

 カラ松と白樺の林に入る。道も狭くなり一列縦隊だ。なだらかな道で歩きやすい。花もないし景色も見えないが、皆さんのザックカバーや服装がカラフルで綺麗だ。道にはカラ松の落ち葉が一面でふわふわして気持ち良い。木は黒く林床に笹の緑色、道はカラ松色、空は灰色、周囲は何も見えない。でも、山はいい。春や夏はさぞかし気持ちいいのだろうと思う。
しばらく進むと一組の下ってくる人がいた。会った人はそれだけだった。

唐松の枯葉を踏みながら 休憩の様子 緩斜面を稜線目がけて登る

 雨あしが一段と強くなり、しばらくして稜線に出た。そこで服を着込み雨具を着た。そして、雨にも風にも負けずに山頂を目指す。道は岩場になり急になって登山らしくなった。強い風と雨で臨場感いっぱいだ。20分ほどで頂上に着いた。

山頂直下 岩の積み重なる山頂 行動食を口にして、即下山です

 雨風の為に、行動食を各自で摂り集合写真も撮らずに下山だ。道にはカラ松の落ち葉で堰きとめられて流れなかった雨水が溜まり、滑りやすくなっている。転びそうになったり転倒したり、互いに励まし合って進む。
駐車場まで一気に歩く。速い速い!、あっというまに駐車場に着いた。


 生憎の天気で、頂上から見えるはずの眺望もなかったが、参加者の皆さんはきっと頂上を踏んできた充実感と今度は天気の良い日に来ようという気持ちが残ったのではないでしょうか?。

雨でも明るいFリーダー 濡れた登山道 キャンプ場の芝生広場に帰ってきました

 バスの中で昼食を摂り、全体集会の会場である東御市公民館へと向かった。
 15時からの全体集会では、企画実行部長の「今日の雨の責任は自分です」という笑いを誘う話から始まり、会長さんのお話があって、事務局長の連絡などがあった。

 参加者は全会員の約半数近くであり、近年になく多いこと。地震と津波の影響で中止の山行もあったけど、多くの山行がなされたこと、被災地への募金を届けたことなどなど、
多くの会員が、会長の話などを直接聞く機会はとてもいいことだと思う。

 今回の集中登山は、雨だったけど知り合いも増えてバスの中でも山の話が聞けたし、何より烏帽子岳コースを選んで良かった。

 いろいろ気配りをして、雨でも楽しく導いてくれたリーダーの皆さんをはじめ、皆さんお疲れ様でした。そして、感謝でいっぱいです。   (おわり)

(全体集会の様子)