飯士山は、岩原スキー場のある山として有名な死火山である。山頂に二つの峰があり岩山でもある。岩と紅葉の眺めを楽しみに参加した。神弁橋登山口から登り、岩原スキー場に下る比較的楽なコースとも聞いている。初めての山は、いつも心が躍る。
朝、3時ころ雨の音で目が覚める。「山も雨かな」気持ちが少し落ち込むが、又、眠る。新潟駅南口17名を乗せ出発(6:10)。途中、巻潟東ICで3名、栄PAで1名を乗せて全員で21名。高速道路は乾いており、何とか雨にならないでほしいと思う。Tリーダーから今日の予定を聞く。
神弁橋登山口に到着後、支度をしてリーダーを先頭に一班、二班の順に登山開始。私は一班で班長だ。登山道は、濡れていないので歩きやすい。紅葉にはまだ早く、落ち葉も少ない。最初の休息お色直しで、私は汗ばむので半そでにする。
|
|
|
登山口は曇り、準備をして出発 |
神弁登山口 |
落葉を気持ちよく踏みながら登る |
左にスギ林、右に広葉樹を見ながら進む。しばらくして落ち葉が多くなり「カサカサ」と音がするので、わざと蹴飛ばしながら行く。アップダウンの多い山だ。
細い尾根道の岩場ありロープありで、標高差の割に時間がかかりそうだ。左手に山頂が見え始め岩肌に草木が鮮やかな紅葉を見せている。休憩し鑑賞する。
鋸尾根では、高所恐怖症の私の苦手な岩場を通りすぎる。雨が落ちてきた。リーダーの指示で全員雨具を着て急坂を登る。10分くらいして岩原スキー場からの南峰分岐に着く。左に折れ進むと頂上はもう少しだ。
奥添地の分岐を過ぎたところで16名の団体客に出会う。「栃木から雨の中をようこそ」だ。お互い山好き。頂上では、雨風が強く、とても、ゆっくり昼食とはいかない、眺望もよくない。
|
|
|
遠望する山頂。左山頂、右南峰 |
南峰の黄葉紅葉 |
鋸尾根の岩場を慎重に越える |
ガイドブックには、谷川岳連峰、越後三山、金城山、巻機山、湯沢魚沼のスキー場がよく見えるとあったが今日の天気では何ともならず、残念だ。
リーダーから「行動食を食べ、集合写真を撮ったら下山する」との話があり、私は、なるべく風をさけるため木陰に移動し、持ってきた「だんご」と「パン」を食べた。
|
|
|
湯沢の街が眼下に見える |
急坂を登る |
段々大きくなる山頂 |
下山開始(11:50)、リーダーを先頭に二班、一班の順番だ。二班の足が速い。一班は離されてしまった。南峰分岐を「岩原方面」を確認し、左折する。
しばらくすると遠方から「オーイ オーイ」との声が聞こえる。振り返ると、上の分岐のあたりで誰か呼んでいる。我々は、道を間違えたか?、いや間違えていない。どうやら間違えたのは二班の方で、隣の尾根を下っているらしい。
|
|
|
岩をよじ登って、大岩を回り込む |
山頂は雨だった |
岩原(いわっぱら)スキー場へ下山 |
しかし、別々の尾根を下っても合流地点は同じなので、身振りで、「一班は、このまま岩原スキー場に行く」と伝える。雨はいつの間にか上がっていた。下山途中には粘土の道があり、滑る滑る、何人かは足をとられ尻を汚したが、一班全員けがもなくスキー場のゲレンデに着いた。
|
後は、ゆっくり下りるだけ。振り返るとスキー場越しに見る飯士山もなかなか良い。おなかも空いた、昼食を食べ休んでいると、どうやら二班が下るゲレンデを間違えて、別のスキー場に行ったらしいとの情報が携帯電話を通して入る。
「大変だ!」、何人かの男性が探しに出かける。・・・その後、二班と合流したのは、15:20だ。
林道を長く歩いたようだが、全員元気でよかった。又、昼間の早い時間でよかった。
入浴する予定をキャンセルし、新潟に戻る。 晴れている山は最高にいいが、雨の登山もなかなかいい。おつかれさまでした。 (おわり)
(山頂での集合写真) |
|