自分は7月に入会させて頂いて以来初めての会山行なので、皆さんがどの様な歩き方をするのか?、人付き合いの下手な自分はみなさんと上手くやっていけるのか?、不安いっぱいで自宅を4:00出発。
集合時間の1時間も早く到着したので車中で30分休み、集合場所に向かうとリュック姿の人が数人いたのですぐに楽山会の人とわかり、はじめてのあいさつを交わした。
新潟駅南口6:05出発、安田ICで星さんが乗車。磐越自動車・津川あたりから霧が出てきて、福島に入ると霧が更に濃くなる。「朝霧は晴れ」と言うから、天気が良くなるだろうと期待する。
7:30磐梯山SAに到着した時は、磐梯山は霧の中にかすかに見える程度だったが、沼尻登山口に到着した時は雲一つない快晴!、磐梯山もはっきり見える様になった。
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沼尻登山口。広い駐車場がある |
白糸の滝 |
分岐。左は登り、右は下山路 |
準備体操をし、沼尻登山口(標高1130m)をリーダーの「ゆっくり歩きます」の声で、8:30出発。5分位で「白糸の滝見場」到着。登山道からも白糸の滝が見え隠れし、この辺りの木々も紅葉が始まっているようだ。
帰路の船明神コースとの分岐に到着。左手前方に白く硫黄川が見えます。「ゆっくり歩きます」と言ったわりにはかなり速いペースだ、着いていけるか少し心配になる。
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分岐から、眼下に硫黄川を望む |
硫黄川 |
川沿いに登る |
分岐から左の急坂をもったいない程下り、硫黄川を渡る。源泉管理小屋の前を通って沢沿いに緩く登っていく。対岸を見れば障子ヶ岩の紅葉と岩のコントラストがとても綺麗だ。
やがて硫黄川に別れを告げて胎内岩への急登にとりかかる、見上げる坂はかなりの急であり、バテないかやや心配になる。真っ盛りの紅葉、天気は快晴、あちらこちらで「綺麗!、素晴しい!」と歓声があがり、写真を撮る人、景色を眺める人で少しペースが遅くなった様であり、疲れも感じず胎内岩(標高1310m)を無事通り抜ける事が出来た。
更に5分程歩き休憩、急坂を登り切って稜線は間もなくの様だ。
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火口壁の急坂を登る |
胎内岩に向かって紅葉に癒されながら |
胎内岩をくぐる |
箕輪山の西側斜面を見れば、這松の緑と紅色、黄色の紅葉がとても綺麗だ。鉄山、安達太良山もよく見え雲ひとつ無い天気。空にアクセントとなる雲が無くて、写真が趣味の人は物足りないかも知れない。
鉄山に向かって更に歩くと、風車の様な物が見えてきた、そこまで行きリーダーからの説明が有り、「その昔、飛行機が墜落した慰霊碑」だそうである。遠くから羽根のように見えたのは、プロペラだったのだ。
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ようやく急登を終えて・・・ |
飛行機事故の慰霊碑 「石楠花の塔」 |
鉄山避難小屋 |
赤いドアの付いたきれいな”鉄山避難小屋”の前を通り、鉄山頂上(標高1709m)11:32到着。安達太良山より鉄山のほうが標高は10m程高いようだ。
牛の背はいつも風の強い所だそうで、きょうも少し強い風が吹いているが、体が冷える程ではない。ここから、左手下に”くろがね小屋”が見え、小屋西側上部斜面は紅葉した黄色の中に少し紅が混じり、とても綺麗だ。
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右手には火口が望める |
鉄山からの稜線。奥の三角錐が山頂 |
はるか下に「くろがね温泉」が見える |
ここまで来ると登る人、すれ違う人、だいぶ登山者が多くなつてきた。安達太良山(標高1700m)到着。会山行は安達太良山標柱まで。
希望者のみ乳首岩まで登ることとなったが、たくさんの人が続いており、渋滞のため時間がかかった。山頂標識の前で昼食。自分はストーブで卵だけの具を入れてラーメンを作った、山ではなんとおいしいこと、格別である。
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たくさんの人の列 |
乳首岩をバックに山頂で昼食 |
下山の火口壁遠景 |
山頂標識の前で全員で集合写真を撮り、安達太良山13:05に出発。
帰路は沼の平を反対廻りで船明神経由。少し雲が出てきたが、天気は心配なさそうだ。船明神の岩場を巻き、障子ヶ岩まで下って、楓の紅、黄色紅葉を眺め、松林のトンネル、笹薮が続き変化にとんだコースだ。
火口壁の登山道は、崩れたり裂け目ができたりしている場所が何ヶ所もあった。3月11日の東北大震災の時にできたものと思われ、改めて地震の恐ろしさを感じる。
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紅葉の撮影タイム |
地震による亀裂が何ヶ所も・・・ |
赤と黄色と緑が程良く混じる |
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最後の急な滑りやすい坂を慎重に下って、今朝別れた分岐に到着、ここで遅れた人を待つ為に長めの休憩。全員15:40、無事登山口に下山。
天気は快晴、紅葉は真っ盛り、温泉つき。参加された皆さんも満足のいく山行だった。
企画していただいたリーダーに感謝、感謝、の会山行であった。(おわり)
(山頂で集合写真) |
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