会山行紀行文 11.07.25日(月)
〜26日(火)
曇り
NO.76 
鳴沢岳・2641m
針ノ木岳・2829m
参加者
15名(男9・女6)
2051 S/T

                    

≪コースタイム≫
25日)
 新潟駅南口5:00=爺ヶ岳登山口(8:35-8:50)〜種池山荘(11:50-12:30)〜岩小屋沢岳13:55〜新越山荘14:40(泊)

(26日)
 新越山荘5:40〜鳴沢岳6:20〜赤沢岳7:10〜スバリ岳8:50〜針ノ木岳9:40〜針ノ木峠(針ノ木小屋)(10:30-11:00)〜マヤクボ沢出合11:40〜大沢小屋12:40〜扇沢駅(13:40-14:00)=ゆーぷる木崎湖・入浴(14:30-15:20)=新潟駅南口19:00
 

 爺ヶ岳(柏原新道)登山口には、遠方からの車がいっぱいでした。少し離れたスペースにバスをとめて準備。下山者が予約したタクシーが列をなす脇をいよいよスタートです。

 この柏原新道は現オーナーの柏原正泰氏(二代目)が昭和30年代後半から昭和41年頃にかけて自らツルハシやスッコプを手に持ち、独力で開けた登山道だそうです。私は3回目の経験ですが、大変登りやすかった記憶があります。今回も記憶どおり登りやすい道でした。途中で学校登山の中学生に先をゆずってもらいました。

「柏原新道」登山口出発 学校登山に追いつきます ガレ場

 唯一のガレ場に雪が残っていましたが、安全に通り抜けました。種池山荘直下のお花畑でチングルマ、コバイケイソウなどの大群生が霧の中きれいでした。
 皆さんの足並みが快調でスタートも早かったこともあり、予定より1時間早く種池山荘に到着です。昼食を広げようとしたら雨がパラパラ降ってきました。山荘内での休憩の了解を得て、40分間ゆっくり昼食です。

チングルマの群生 種池山荘に到着

 雨も小降りになってきたので、雨具をつけて午後のスタートです。しばらく尾根道を歩くうちに雨もやみました。花々を楽しみながらゆったりした尾根道を歩きます。

ゆったりした尾根歩き 岩小屋沢岳山頂 バックに明日めざす山々と雪渓

 本日最初のピーク「岩小屋沢岳」に到着です。そこから約40分下って、本日の宿泊先「新越山荘」に到着です。予定より大幅に早く到着のため、夕食前にリーダーからの指示をいただき、各自の自己紹介を含めて大いに盛り上がりました。
 夕食後、外に出ると蓮華岳に虹がかかっていました。明日は晴れるかな? 19時には皆さん就寝されたようです。

新越山荘到着です 蓮華岳にかかる虹

2日目)
 夜は雨音が聞こえて、起床した4時頃には小雨が降っていました。
 5時から朝食。出発の頃には何と雨があがりました。540分に新越山荘出発です。今日は4つのピークをめざします。鳴沢岳山頂に620分、続いて赤沢岳山頂に710分に到着です。

鳴沢岳山頂 尾根歩き 赤沢岳山頂
赤沢岳山頂から黒部湖 スバリ岳への登り やせ尾根

スバリ岳への登りは荒々しい岩の斜面です。落石に気を使いますが、山頂直下のコマクサの群生に癒されました。スバリ岳から針ノ木岳は50分で到着です。いろんな花を楽しめました。

コマクサ スバリ岳山頂 針ノ木岳山頂

 針ノ木峠(針ノ木小屋)への道でライチョウの親子4羽にあいました。私たちの前を横切っていきました。針ノ木峠(針ノ木小屋)に1030分に到着。30分間の昼食休憩です。さあ針ノ木雪渓の下りです。
 マヤクボ沢出合からはアイゼン装着です。皆さん、せっかく持参したのだからということで装着されましたが、やはり軽アイゼンは必要でした。約30分間アイゼン装着で雪渓を下りました。

針ノ木峠に到着 針ノ木峠から下り マヤクボ沢出合でアイゼン装着
大沢小屋で小休止。

 埼玉県の高校山岳部の生徒たちが20キロほどの荷物をかついで登って行きました。山ボーイがんばれ!と皆で励ましました。

 
 扇沢駅には14時40分に到着です。バスに乗ろうとした途端に雨がパラパラ降ってきました。
 「ゆーぷる木崎湖」にて入浴と生ビールで生き返った後、新潟駅に19時に着きました。
扇沢に到着

 今回の山行は、1日目の昼に少し降られましたが、あとは曇りで登りやすく、本当に天気に恵まれました。また、皆さんの足並みが快調で予定よりも1時間早く新潟駅に帰ることができました。
 企画していただいたOリーダー、ご一緒した皆さん、ありがとうございました。
       (おわり)

鳴沢岳山頂にて集合写真 針ノ木岳山頂にて集合写真