会山行紀行文 11.07.09日(土)   NO51 
三国山・1638m
平標山・1983m
参加者
47名(男18・女29)
2011 Y/O

                       

コースタイム
 新潟駅南口6:00=巻潟東IC・湯沢IC経由=三国登山口8:45〜三国峠9:20〜三国山(往復)10:20〜三角山11:50〜大源太山分岐12:00〜平標山の家・昼食(12:40-13:30)〜平標山14:15〜一の肩14:30〜松手山15:25〜鉄塔15:55〜元橋駐車場16:50=巻潟東IC経由=新潟駅南口20:00 




 今日、梅雨明け宣言が出たそうです。

 朝から気温が上昇して新潟では35℃の記録的夏日になりました。三国峠登山口から旧街道に入ると、濃い緑が「ひんやり」肌に心地良い。


 峠へは緩やかな歩きやすい道を九十九折に上がって行きます。峠の神社前の小広場は47名の会員ですぐに一杯になりました。

 神社の後ろから始まる三国山の登りはほとんど全部木の階段なのです。この階段の幅との歩調が合わせ辛く、急登ではたちまち息が上がって大汗が噴き出てきますが、時折吹く涼風が実に心地よいのです。
 「この心地よさは2380円(今日の旅費)以上の値打ちものだね」とはO/Yリーダーの納得の一言でした。






(今回歩いた軌跡)

  一旦、傾斜が緩むと「お花畑」の休み場に到着します。ニッコウキスゲがチラホラ咲いていました。再び階段登りに汗を流し、迂回路を行く4名と別れて山頂を往復します。

昔を思いながら旧街道を歩きます 灯篭のある峠の神社前にて お花畑で休みます

 平標山への縦走路は一旦大きく下り、左から迂回路が合流して小ピークに立つと、これから辿る三角山から平標山への縦走路が一望に見渡せるのです。痛いアザミの針に触らぬように気をつけて下ります。縦走路は日陰がなくて暑くて参ってしまうのですが、路傍の花たちが癒してくれます。

木の階段を上ります 三国山の下り。縦走路が一望です 出会った花たち ヤマツツジ
ニッコウキスゲ ベニサラサドウダン アカモノ

 三角山を過ぎると、右の谷を隔てて仙ノ倉岳とエビス大黒の頭が大きな山容で迫ってきます。大源太山の山腹を捲いて西の肩に上ると、樹林の中に「大源太山分岐」が現れますが、そのまま通過します。緩い下り道の先が開けて、平標山から仙ノ倉岳の伸びやかな稜線が広がると、間もなく平標山の家に到着です。

ゴゼンタチバナ 仙の倉とエビス大黒の頭 平標山に向かって稜線を行く
平標山の家にと到着です 木道を快調に歩きます 漸く平標山頂です

 小屋の前で、持ち寄りの料理を頂いてゆっくりランチを楽しみます。早くも遠雷が「どろどろ」と音を響かせながら近づく気配です、一雨くるかしら?
 午後は、平標山頂まで長〜く辛い階段登りが待っているのです。大汗をかいてただ黙々と上ります。漸く山頂に到着です。花は見えず、ガスが流れて風も幾分冷たく感じられます。集合写真を撮り終えて直ぐ松手山への下山にかかります。

一の肩を望む 雨中の稜線を行く 鉄塔は休まず通過します

 一の肩にさしかかると、突然頭上にガラガラ!、バリバリ〜!、雷鳴と同時に雨です。
急いで雨具を着込むと同時に、大粒の雨脚がバシバシと雨具を叩きます、冷えで足に痙攣もきた。こんな時はどうしようもない。持っている塩と68番とアミノサプリを一緒に飲んで、足を揉みながらじっと待つしかありません。
 と、そこにLLO/Nリーダーのマッサージは気持ちよかった〜。頃合いで起き上がり再び歩き出すと、いつの間にか治ってしまいました。
 松手山に近づく頃には雷鳴も遠ざかり、雨も小康になった代わりにブヨが纏わり着いて、大分刺されてしまいました。


 松手山から標高差600mの下りは、どろんこ道とブヨに悩まされて長く感じられたのですが、予定時間を少しオーバーした位で全員無事に下山できました。

 CLさんはじめSL、LLの方々、同行の皆さんのおかげで楽しく濃い夏山を体験できました。有難うございました。
                 (おわり)








(平標山での集合写真)