会山行紀行文 | 11.07.01日(金) 〜03(日) |
NO68 北岳・3193m |
参加者 17名(男7・女10) |
2040 K/K |
*画像の一部はリーダーの1630 S/Oさん、1626 I /Kさんからの提供です。
≪コースタイム≫ 7/1 新潟駅南口4:00=南アルプス温泉(9:10-9:45)=広河原(10:20-11:00)〜白根御池小屋13:30 7/2 白根御池小屋5:20〜北岳山頂(9:05-9:45)〜北岳山荘(11:40-11:50)〜間ノ岳(13:30-13:45)〜北岳山荘15:20 7/3 北岳山荘5:40〜北岳山頂(6:55-7:15)〜広河原(11:30-11:40)=南アルプス温泉・入浴(12:15-13:45)=新潟駅南口19:00 |
〜〜〜〜 キタダケソウに感動!花の宝庫・北岳 〜〜〜〜 北岳山行から帰った翌日の、今日7月4日はドシャ降りの雨。リーダーの日程変更(7月3・4・5日→1・2・3日)が大正解で、2日の大行動日は青空の南アルプスを歩くという感動の山行となりました。私にとって、南アルプスデビュー山行です。 (以下、初心者として未熟な文、誤りがありましたら、ご容赦ご指摘ください。) 北岳は、富士山に次いで日本で2番目に高い山・・ぐらいしか知識がなかった私にとって、北岳が高山植物のメッカであることを、今回強く認識しました。同行者は、花博士やカメラマンの面々。お花畑の他に「この時期にこの場所にしか咲かないキタダケソウ」を見に参加しているのです。 雪解けの斜面に真っ先に咲く白い清楚な花、キタダケソウ。「開花時期が梅雨にあたるため、雨に降られることを覚悟して山旅を計画することになる。大樺沢上部は雪渓が残っているので、コースは山頂経由で計画すると良い」と、本にあり、納得です。 ★7月1日(金)曇り時々雨 まだ薄暗い早朝4時に新潟駅南を出発。マイクロバスは、運転手さんの名運転で予定より早く南アルプス温泉駐車場に到着。ジャンボタクシーに乗り換え、クネクネ曲がる狭い山道をスピードゆるめることのない迷?運転で、一時間以上も早く広河原に着きました。 木立の中の真新しいインフォメーションセンターでゆっくり昼食をとり、準備運動のあといよいよ出発です。吊り橋を渡り、林の中の登りはけっこう急でしたが、「今日は3時間歩くだけ・・・」と、ただただ頑張ります。 2時間近くたった頃、ポツポツ雨が当たり始め雨具を着ました。「蒸し暑いな〜、もう一時間の辛抱・・」と思う頃、ポッと赤い屋根の出現。白根御池小屋に到着です。予定より二時間も早い到着に、ゆっくりミーティングをしていると、びしょ濡れの登山客が続々到着。登山口から降られたものと思われます。 夕食を待ってくつろいでいると、「ガスが上がったぞ〜」の声。飛び出ると、ガスをまとった北岳が目の前に!!明日は大丈夫かな?とドキドキしつつ、小屋の周りを散策します。シナノキンバイ・ハクサンチドリ・ニリンソウ・カラマツソウ・ヒメイチゲ・マイズルソウなどが、私の心配を癒してくれました。
★7月2日(土)晴れ 目覚めると快晴! 白根御池に映る山々の素晴らしいこと! 北岳が眼前にそびえ、またドキドキが高まります。
もうひと登りで、小太郎尾根の分岐。そこは360度の大パノラマでした。東に富士山。北へ延びるなだらかな小太郎尾根の先に小太郎山、さらに先には岩の霊峰・甲斐駒ヶ岳、その左に南アルプスの女王・仙丈ヶ岳、八ヶ岳や北アルプスまで見通せます。甲斐駒の東方面にガスがわき、山肌を滑り落ちてきました。 雲海となり、下界は雨でしょうが、雲海の上の私たちは真っ青な空の中。いずれガスってくるでしょうから、お花畑を見ながら、先に進みます。
あんなに心配していた北岳の山頂に立つことができました! 絶景を見ながら昼食のおいしかったこと!
「下の方にもっと群生している場所がある」と、さらに下ります。「登り返しが大変だからもういいわ〜」と引き返す人も。ミーハーの私は、もちろん後を追いかけました。北岳山荘へのトラバース道の途中に群生地があり、木の骨のようなハシゴがガスの奧に続く道は「アブナイヨ〜来るなヨ〜」と言っているようです。 途中、八本歯のコル、大樺沢二俣分岐をチェックし、引き返しました。なんでこんなに下りてしまったろうと「フーフー」言いながら・・・・。
LLのAさんが分けてくれたソバを仲良く食べました。「ごちそうさま!おいしかった!」、山荘・間ノ岳の往復3時間はキツかった〜。
★7月3日(日)曇り 昨夜「明日は曇りのち晴れ」との小屋スタッフの言葉に拍手がわいたのに、朝からガス。北岳への登り返しはつらいものの昨日のお花畑に励まされながら、黙々と登っていると、会のリーダーO女史に出会いました。これからキタダケソウを見に八本歯のコルへ向かうそうです。金曜の仕事が終わって来たとのこと。すご〜い。 北岳山頂からは、樺沢二俣への右俣コースを下ります。徐々にガスがとれ、爽やかな樹林帯・草原歩きとなりました。そして振り返ると、雪渓の全貌が見え初めます。ここで八本歯から下りてきたO女史とまだまだ長い下りの行動を共にしました。グンナイフウロやハナシノブなど、花博士の声にパチリパチリ。 登山口に近くなると、バスの時刻に間に合うよう山ボーイ山ガールが次々と追い越していきました。私たちも1時間も早く無事到着。お疲れ様でした!
|