会山行紀行文 11.06.22日(水)
晴れ
  NO.50
湯の丸山・2101m
参加者
30名(男7・女23)
1642 M/W

                                 

コースタイム
 新潟駅南口6:05=米山SA=東部湯の丸IC=角間峠登山口10:00〜角間峠11:00〜湯の丸山北峰12:00〜湯の丸山南峰山頂(12:10-13:10)〜鐘分岐13:50〜ツツジ平14:10〜地蔵峠下山口14:30〜湯の丸高原ホテル入浴15:30=東部湯の丸IC=米山SA=新潟駅19:20

                                〜〜〜〜  花高原 湯の丸山 〜〜〜〜

 梅雨の晴れ間の晴天に恵まれ、浅間連山の西側、レンゲツツジ花咲く
湯の丸山に登って来ました。梅雨空の雲も上信越道に入ると青空になり、バスの中はすでに花高原の気分で賑やかに。
 
ICを降りて湯の丸高原に向かう途中に、リーダーから地蔵峠の百体観音様の説明がありました。江戸時代から、峠の奥にある鹿沢温泉に湯治に行く人たちが、100mおきに祀られている百体の観音様に病気回復を祈りながら通ったとのお話でした。まもなく、バスの窓からも道の脇に祀られている観音様をいくつも見ることが出来ました。

登山準備

角間峠

ハクサンチドリ

 人で賑わう地蔵峠の牧場前を通り過ぎ、鹿沢温泉手前の角間峠登山口に到着、すぐ近くに雪山賛歌の碑と、ここにも九十九番観音様が祀られていました。本日の山行の無事を願い、30名のメンバーは元気に出発しました。

 登山道は緩やかで、新緑の美しいカラマツ林が続いて、白樺やツツジも彩りとても爽やか。
1時間で峠のあずま屋に、分岐から右手は角間山へ、左手にはこれから向かう湯の丸山北峰。
 ここから次第に急登となり熊笹や石楠花の低木に変わり、アップダウンを繰り返すこと、1時間で
大きな岩が積み重なった北峰(2098m)に到着。近くに三角点もありました。

雪山賛歌の碑

白樺林

案内標識

 素晴らしい展望が開けて、青空の中に信州、群馬の山々がぐるりと連なり、中でも白い雪を頂く北アルプスに感動していると、「富士山が見えるよ〜」と声がして「え〜、どこに」、南アルプスの方面に小さくかすんだ富士山が確かに見えました。目の前の南峰まであと一息、登りきると平らな山頂は広々として、小さなケルンがたくさん積まれた岩場を進み、南峰山頂(2101m)に12:10到着しました。

案内坂

イワカガミの群落

ツツジ平

 近くには浅間山も見えて、好天に感謝しながらの楽しい昼食になりました。他の登山者も多く、それぞれに展望を楽しんでいました。頂上までの登山道にイワカガミがまだ咲いていましたが山頂直下の斜面に大群生が見られました。ベテランリーダーの方も始めて見たとビックリ、もちろん私も始めてです。厳しい環境の中で咲く濃い紅色が心に残ります。

レンゲツツジ

ツツジ平

地蔵峠を望む
下山路はツツジ平へ下るコースで、登山道は満腹の笑顔もたちまち真剣になってしまう露岩の急な道を下る事30分、ようやくなだらかになり、牧場入り口の鐘分岐に来ると広大なツツジ平が目の前に広がっていました。

 オレンジ色のレンゲツツジが膨らんだ蕾から満開の花までとりどりに咲いて、大勢の観光客を喜ばせてくれました。

 全山満開には少しだけ早かったようですが、十分に鮮やかで私達もオレンジロードをゆっくと楽しみ、牧場を下り、地蔵峠に(14:30)全員元気に下山しました。
リフト

 高原ホテルの露天風呂で疲れを癒すと、オレンジロードの余韻に包まれながら帰りのバスヘ。途中、道の駅雷電に立ち寄ってくれました。地元ならではの産直で山菜と名物のおやきを買って、早速バスで中で頂くと、これがおいし〜い、もっと買ってくればよかった。

 すでにバスは帰路をひた走り、夏至の日の北陸道は夕方になっても明るく、途中のSAで二人下車され、新潟駅には19:20、無事到着しました。
 今日は一日爽やかな高原の山旅を満喫させ戴きました。お世話下さったリーダー、同行の皆様、ありがとうございました。




(山頂での集合写真)