会山行紀行文 11.06.12日(日)
曇り後晴れ
  NO.49 
神奈山・1909m
参加者
48名(男23・女25)
2040 K/K

コースタイム
 新潟駅南口6:05=関温泉P(8:20-8:35)〜関温泉口9:20〜大ブナ林10:15〜八方睨10:40〜神奈山山頂(11:40-12:45)〜八方睨13:20〜大ブナ林13:45〜関温泉口14:15〜関温泉P14:40=入浴・高原の宿 妙高の森(15:15-17:00)=新潟駅南口19:30

           〜〜〜〜〜 花と妙高山眺望の山 〜〜〜〜〜

「神奈山」てどこ?何と読むの? まだまだ山新米の私。「シラネアオイが多く咲いています」「時間があれば蕨取りも可能」に惹かれて申し込みました。「かんなさん」という優しい響き、妙高山の外輪山であり妙高山眺望の山、それに花の宝庫と聞き、期待に胸がふくらみます。
Tリーダーが体調を崩し、急遽Kリーダーに代わりました。山行申し込み初日で50通ほどの申し込み。中止せず実施してくださったことに、感謝です。

 「いってらっしゃい!」Tリーダーの見送りを受け、48人もの参加者を乗せた大型バスは曇り空の駅南を出発です。


 沖縄地方が梅雨明けと聞こえてきますが、新潟は入梅しているのかいないのかよく分からない日々が続く中、今日は大丈夫かな?と思いつつバスは走ります。


 長岡付近を通過する頃にパラパラ雨、登山口のある妙高市に近付くと雨は上がりましたが、関温泉駐車場から見上げる登山道の先はガスが覆いかぶさっていました。




(左のジオラマ画像は、ウェブからお借りしました)
 班毎の点呼の後、48名の長い列をなして登山開始。
歩きながら誰と無く「晴れなくても良いから雨は降って欲しくないね」とか「山頂だけでもガスが消えてくれないかな」等の会話が聞こえてきます。
 ゲレンデ歩きはつらいもの。流れる汗を拭きつつ、陽気なタンポポ・ユキザサ・ヤグルマソウ・・・そして山菜を横目に急斜面を登りきると実質的な登山口の関温泉口があり、ここから樹林帯に突入です。

関温泉駐車場からの登山路 スキー場の急斜面を登る 樹林帯に入っていく関温泉口
 樹林帯に入ると、イワカガミ・チゴユリ・スミレ・エンレイソウ・マイヅルソウ・・・花々が目を楽しませてくれます。そしてツバメオモト街道!、サンカヨウ街道!、樹林帯の登山路はやや狭く笹で滑るし、トラバースの崩壊部分もあり緊張を強いられますが、倒木を乗り越えたり登山道を曲がったりしたときに出会う花々が、疲れを吹き飛ばしてくれます。

 下ばかりを見て登っていくと、ひょっこり現れるシラネアオイ!。まるで「ようこそ」と私たちを迎えてくれているようでした。まさに、「森の妖精」シラネアオイ街道です!。
 登山路の両側を切れ目無く咲き続ける高山植物の豊富さと美しさはとても素晴らしく、思わず「可愛い!」と歓声があがります。また、ブナ林の新緑も素晴らしく空気もとても美味しく感じました。ガスもどんどんあがってきました!
大ブナ林 1410b シラネアオイの群生 愛らしいハルリンドウ
 しかし、この神奈山は緩急はあるものの登りが続くので、適宜な休憩が欲しくなりますが、Kリーダーの絶妙なタイミングでの「休憩で〜す!」には助かりました。
 「ウワーッ!!」八方睨手前付近からガスの上に出たように、前方に妙高山が見えました。雲が切れて青空が見え始め、山頂での展望を期待して足取りも軽くなります。

新緑がまぶしい大ブナ林 妙高山が見え始めました
 八方睨を過ぎると前方に急斜面が立ちはだかるように見えてきて、誰かが「この上が山頂だよ」との声、よし一踏ん張りと登りきると…、山頂は未だ先でした。
 ようやく細長い山頂の神奈山に到着。到着順に奥から場所を確保し、山頂の向こうに見える妙高山の大迫力に圧倒されながら、そしてシラネアオイに見守られながらの昼食です。気分爽快!

あと一息の登り 妙高山をバックに山頂での昼食 ビューポイントを求めてさらに進む
 昼食後Oサブリーダーから「この先に行くと火打山が綺麗に見えるよ!」との情報があり、Kリーダーのご配慮で火打山のビューポイントへ。
 「すごい!」を連発しながらシャッターを何回も押しました。下山前に、班毎の記念写真。もちろん妙高山をバックに。そして後ろ髪を引かれるように下山開始。
 足元が良くない為、転ばないように熊笹や枝などの掴めるものは掴みながら、慎重に下山。途中からガスの中に入っていきましたが、ガスの中のブナ林も幻想的で良いものでした。

火打山が美しい!! 急登を下りるメンバー 見えますか? ガスで幻想的な下山
 関温泉口まで戻ってきた時、Kリーダーが、「これより先は自由に山菜でも採りながら下山してください」と粋な配慮。山菜知識の豊富な方、にわか仕込み方、それぞれの方々が多種多様の沢山の抱えていらっしゃいましたが、持ち帰った
後の料理の面倒さを考えてしまった私は、何も採らずに下山。
 手に山菜は無かったものの素晴らしい山行に大満足でした。

一斑の皆さん 二班の皆さん
三班の皆さん 四班の皆さん
五班の皆さん 目を楽しませてくれた花々(一部です)        

 下山後、「高原の宿・妙高の森」でゆっくり汗を流すことができました。
期待以上に花とブナに癒され、大迫力の妙高山を望めた神奈山。今度は、妙高山や火打山に登れたらいいなと思いつつ・・・山行を終えました。
 Kリーダー(待っているTリーダー)はじめご一緒させて頂いた皆さんに感謝感謝の山行でした。
 (おわり)