会山行紀行文 11.06.05日(日)
曇り
  NO.38 
裏五頭周回・913m
参加者
30名(男21・女9)
2013 A/A

コースタイム
 新潟駅南口7:00=中ノ沢森林公園8:15=天平尾根登山口8:50〜与平峰11:10〜三叉路(12:25-13:15)〜熊小屋林道登山口15:40=新三川温泉(16:25-17:15)=新潟駅南口18:15
 

裏五頭」のイメージは、旧三川村の国道49号線沿いにある「裏五頭山荘」の案内看板、及び「中ノ沢渓谷森林公園」の道路標識で知る程度の認識しか持ち合わせていなかった。今回、「裏五頭周回」山行コースに初めての参加である。 天候は、前日の暑さに比べ最高気温24度で曇りの予報である。眺望はどうかと気になるが、雨はなく山行日和で良とする。

 登山道入り口のある「中ノ沢渓谷森林公園」は、管理棟、森林科学館、バンガロー棟等が整備され、休日は多数の人が訪れるとのこと。公園内のバンガロー棟を過ぎ、間もなく「菱ケ岳登山道案内看板」から周回開始である。

上り登山口 新緑な中を登る 急登の始まり

 植林された杉林内をゆっくり進み、30分後に途中休憩後、まもなくするとコゴミの群生「ここから急登のはじまりです」の声が聞こえる。10分もすると林帯も杉林から雑木林に変わる。尾根にでると足元の「イワウチワ」「イワカガミ」など、目の高さの「やぶ椿」「つつじ」「アンニンゴ」「タニウツギ」「タムシバ」、その他名前に知らない数種の木の花と右側にブナ林の葉の色に癒される。

名残のイワカガミ 途中の急登 つつじと名前の知らない花

 山道は、ここ数日の晴天で乾いており歩きやすいが、急登は続く。「石のある急登を越せば与平峰だ」との声、しばらくすると山道に石壁があり11時過ぎに与平峰に着く。
 「与平の頭」の標識ありここで休憩、左「菱ケ岳」右「五頭山」の表示あり。ここからは尾根を歩き、五頭山経由で下るのでピークは越したとのこと。

三叉路で昼食タイム おしゃべりしながら楽しい食事 天然杉の中を・・・

 五頭山に向けて中ノ岳経由の新緑の尾根を歩く。途中、飯豊山塊の眺望は望めなかったが周辺の山のグラデーションは山水画の趣きがある。三叉路で、珍しい「茹でた山タケノコ」の差し入れもあり、ゆっくり昼食休憩。リーダーから下りは多少のアップダウンがあるとの説明を聞き出発である。

 少し歩くと五頭山頂である。五頭山は初登頂で山頂の狭さにびっくり。三角点にタッチし、全員の記念撮影をする。また、Oサブリーダーから今年度の「松平山の標柱」設置に続き、24年度には五頭山頂に標柱設置計画の説明がありました。

屋久杉と間違いそう 自然のまま伸びる枝 この木なんの木

 下山コースは時折木漏れ日が差す中、遅くまで残雪があったのか木の新芽や山桜、タムシバ、椿の花を見ながらゆるやかな山道を下る。
 
前方から「大杉に着いた」との声が聞こえる。樹齢数百年? 「太陽に向かって自然のままに自由自在に枝が伸びた」天然杉の林で、感動しながらの休憩をとる。

天然の大杉 天然の大杉を撮影 急坂が続きます

 天然杉林を過ぎると、両脇にブナ林帯を見ながら落葉に敷かれた山道を進む。途中に遅い「カタクリ」「ショウジョバカマ」「ゼンマイ」などが見られる。コースを7割程下ったところでリーダーから右手の山並みを見ながら、今日の歩いたコースの説明があり、山を見ながら、我ながら良く歩いたものだと感じた。

気を付けて 歩いた軌跡をふり返る、周回の山遠望

中ノ沢集落を眼下に見渡せる展望台で休憩後、予定時間どおり林道登山口に到着。また、今日のコースで他の登山者に遇ったのは「与平の頭」から「五頭山」までの尾根歩きの間に、数人である。天候にも恵まれ、天然温泉で汗を流し、疲れをとり爽やかな一日でした。

(感想)

 緑豊かで静かな裏五頭、上りの急登の連続と気持ちの良い尾根歩き、下りの天然杉や爽やかなブナ林と、変化のある初夏の「裏五頭周回」を充分楽しませていただきました。


これもリーダー、サブリーダーをはじめ、皆様の陰と深く感謝いたします。
       (おわり)




(五頭山頂での集合写真)