会山行紀行文 11.05.15日(日)
晴れ
NO.37 権現堂山縦走
下権現堂山・897m
上権現堂山・998m

参加者
24名(男16・女8)
2069 K/S

                               *画像提供は、リーダーの1862 Y/I さんです。

コースタイム
 新潟駅600=長松登山口730長松登山口(戸隠神社)800〜弥三郎清水930〜下権現堂山1000
 上権現堂山昼食(11401235)〜滝見台1330〜手ノ又登山口1350〜林道除雪端1425

 中子沢温泉羽川荘1530=新潟駅1730 

 5月15日、定員いっぱいの24人(うち1人は栄PAで乗車)の笑顔を乗せて、マイクロバスは定刻通りに新潟駅を出発しました。
 天候は素晴らしい日本晴れ、バス内は権現堂山縦走への期待で満ちているのが雰囲気でよく分かりました。途中、川口SAで休憩を取り、堀の内ICで高速を降りて一路戸隠神社登山口へと向いました。

 登山口では逸る気持ちを抑えながら靴やザックの点検をし、リーダーの号令で入念なストレッチと準備体操、これはしっかりやっておかなければいけません。その後、班長さんの点呼を受けていざ出発です。
 実は、バスの中でリーダーから、きつい登りは最初の20分くらいでその後は楽な登りと聞いていたのですが、実際は、登りまた登りと登りの連続でした。でも、天気と周りの風景、それに次々に現れるお花で気分は上々、皆、和気藹々で進みました。これも、考えるにリーダーのコース説明や注意事項を聞いていたので、気持ちをゆったり持てたからだと思います。リーダーの心遣いに感謝です。

越後三山の駒ケ岳と八海山 新緑と魚沼の田園風景 下権現堂山直下、もう一息です

 急坂を登りきると一気に視界が開け、素晴らしい眺めが広がりました。振り返れば魚沼の田園風景と越後三山の雄大な姿、前や横には上権現堂山、唐松山、未丈ケ岳に荒沢岳が広がっています。幸せな気持ちでいっぱいになりました。
 さらに先へと進むと、今度は新緑のブナ林が続き、心が癒されます。登山道脇にはピンクの可憐なお花、それに見惚れながら歩いていくと弥三郎清水に着きました。水量は十分、冷たい水で喉を潤しました。頂上直下でこんな美味しい清水を飲めるのは嬉しいものです。

下権現堂山山頂 雪の天空を行く 快適な稜線歩き

 そこから30分ほどで下権現堂山に着きました。まさに360度の大パノラマ、山座同定盤にはびっしりと山の名前が書いてありました。素晴らしい天気、素晴らしい風景、全員感謝感謝の気持ちでした。
 
15分ほどの休憩はあっという間に過ぎ、一路次の目的地上権現堂山に向います。上権現堂山ははるか遠くに見えましたが、残雪が続く稜線歩きは気持ち良く、右に新緑、左に守門岳、浅草岳を見ながら進みました。
 頂上より30分ほど手前で、リーダーからアイゼン装着の指示が出ました。雪の急斜面に緊張が走りましたが、アイゼン履いて、皆元気に登りました。

景色を見ながらの食事、格別です 浅草岳 唐松山と毛無岳

 11時40分、無事頂上に到着、ぴったり予定通りでした。全員で記念写真、皆の笑顔が眩しかった。昼食は、頂上より少し先の残雪の上で、360度の絶景を見ながら戴きました。守門岳、浅草岳、越後三山などの山々を眺めながらの楽しい食事帯でした。

雄大な守門岳 見事な若ブナの新緑を浴びて下山 下界が近づいてきました

 時間の過ぎるのは早く、名残惜しくも下山が始まりました。下山道もまた素晴らしく、新緑や眼下の棚田を見ながら降りて行きました。それにしても急な登山道でした。やがて手の又登山口に着きましたが、本来、ここが駐車場と聞きましたが林道はまだ雪に覆われていますのでバスの姿はありません。
 むしろ、危険な雪の斜面が残る林道でした。それでも全員無事に歩き通し、バスが待機している所に着きました。リーダーと握手、縦走の喜びを噛み締めました。

 ひとっ走りで中子沢温泉に着きましたが、ゆっくりと湯に浸かり、入浴後は生ジョッキで乾杯です。

 さらに、帰りのバスの中でも途中で仕入れたビールやお酒で乾杯、無事を祝いました。そして、マイクを回して各自の紹介と今日の感想を言い合いました。

 和やかな雰囲気の中で、リーダーへの感謝感謝の大合唱が一番心に残りました。(おわり)






(上権現堂山にて集合写真)