会山行紀行文 11.04.06日(水)
快晴
  NO.17 
菅名山塊縦走・909m
参加者
27名(男12・女15)
1907 M/E

                                            *画像の提供は 1866 S/Tです。

≪コースタイム≫
 6:30新潟駅南口=いずみの里7:30〜大蔵山10:00菅名岳(11:00-12:00)大蔵山13:00〜いずみの里14:15
 =
水芭蕉公園(14:20-14:40)馬下保養センター(14:50-15:40)新潟駅南口16:40(解散)

  最初に、3月11日の東日本大震災で被災された方々に対しお悔やみを申し上げます。
我が会においては、震災以降3月末までの会山行・集中登山の自粛が決定されました。国中が被災者の方々のご苦労に思いを寄せて自粛モードにあり、自分たちもどこ変な無気力感に支配されていました。
 しかし、4月からは気分も一新して普段通りの生活に戻ろうと思います。会山行も、4月からは予定通り実施されます。

 この菅名山塊縦走の会山行は、前年度まで担当していたリーダーから「やってみないか?」と打診され、今年は自分がリーダーで初めて行うことになりました。
 ”いずみの里〜大蔵山〜菅名岳〜鳴沢峰〜馬下”の縦走コース、リーダーとして初めてのコースであり、また今年の雪の状態を確認するために、コースを変えて3回の下見を実行しました。

  まず4月1日、いずみの里〜菅名岳のピストンで下見に行きました。雪は非常に多いが特に問題もなくOK3日、馬下保養センター〜菅名岳の下山路の下見に行きましたが、鳴沢峰と五葉尾根コースとの分岐直下の急斜面がガチガチに凍結しており、下山は困難と判断しました。

 翌4日、それでは菅名岳から丸山尾根を下山できないか?、特に最後の階段が使えるかを確認に行きましたが、階段は全く見えず、加えて、小山田の駐車場には積雪が3050cmもあり、バスのUターンや駐車も無理な状態です。
 以上をふまえて、今回はいずみの里〜菅名岳のピストンに変更しました。

出発は短い林道歩きから 登山口の小川を渡って 雪の無い登り

 天候は雲一つない温暖な快晴、登山口を30分早く出発。しかし、全般にスピードがあがらない。大震災以降の山行を自粛していた結果か? あるいは、無気力感に支配されていた影響か? 大蔵山までは、一部から「今日の山行はトレッキングか?」との声が出る始末。
 1合目を過ぎる辺りまでは全然雪がありませんが、その後は全面的に厚い雪の道となります。

だんだん雪が多くなります 明るい樹林帯 大蔵山山頂の鐘
山頂で休憩 阿賀野川の蛇行もクッキリ 飯豊方向を眺める
 それでも、明るい樹林帯の登り坂を周囲の景色を楽しみながら順調に登り続けて、大蔵山山頂に到着。山頂の鐘こそ2mほど雪の上に出ていますが、小屋は雪の下にあって、場所さえも特定できません。
 遠く飯豊連峰は真っ白! 川内山塊の山々もしっかりと見晴らしが利きます。佐渡島や米山もしっかり望める最高の天気!、更には眼下には新潟平野と阿賀野川の蛇行が雄大な景色を見せてくれます。
稜線歩きの始まり アップダウンもあります 菅名岳山頂の直下

 大蔵山山頂で展望を楽しんでから、いよいよ菅名岳までの稜線歩きです。ここからは、健脚の人とゆっくり歩きたい人に分かれての編成としました。健脚グループは体力発散。元気に歩き通して菅名岳頂上にザックを置き、更に向うの鳴沢峰中間点まで足をのばした。みんな元気です。
 ゆっくりグループも到着して
11:00に菅名岳山頂で全員合流。眺望は最高!。遠くに望める会津磐梯山や純白の飯豊山系に向かって、楽しくゆっくりと昼食をとりました。

菅名岳山頂の鐘 飯豊連峰の雄姿 山頂でくつろぐ
下山の稜線 越後平野に向かって下ります 登山口近くにはイチゲが・・・
 記念撮影を済ませ、12:00に山頂を出発。

 さすが「下りの楽山」、下りの足は揃い順調な下山。

 いずみの里に予定より早く到着しました。前夜の冷え込みで雪が堅くしまり、最後までワカンは不要でした。








(菅名岳山頂にて、飯豊をバックに)

 ご褒美に五泉市の「水芭蕉公園」を散策。咲き始めたミズバショウの数々を鑑賞し参加者からとても喜ばれました。その後は、馬下保養センターでゆっくり入浴し、予定より早く新潟駅に帰り着き解散となりました。

水芭蕉公園 清々しいミズバショウ 咲き始めでやや小さいか?

  快晴の天候と良き仲間に恵まれて、楽しい一日を過ごす事ができました。リーダーとしては、無事に終わってホッとすると同時に、東日本大震災以降の無気力感も払拭された、楽しい会山行となりました。       (おわり)