会山行紀行文 11.03.05日(土)
曇りのち晴れ
  NO.10 角田山・482m      (三角点巡り) 参加者
25名(男10・女15)
1936 Y/M

                               *コースタイムと画像は、1866S/Tの提供です。

≪コースタイム≫
 角田浜駐車場8:00〜宮前登山口8:20〜宮前▲8:25〜宮ノ原▲9:15〜角田山山頂▲9:50〜福井▲10:25〜
 観音堂▲・昼食(11:30-12:30)〜五箇峠▲13:10〜小浜コース分岐13:40〜小浜▲13:55〜沢14:35〜灯台コース稜線15:00
 〜灯台コース▲(15:10〜16:00)〜角田浜駐車場16:30 (解散)

新潟県内の数ある山の中で、角田山はもっとも多くの登山者で賑わう山ではないでしょうか。そんな大勢の方に愛されている山なのに、私は登った回数は少なく、従って数あるコースのうち、幾つかのコースにしか登った経験がありません。
 今回参加したのは、角田山の周辺にある八つの三角点を順に巡る山行です。例年、この時期に催される会の恒例山行となっており、いろんなコースを経験できるこの山行には前から参加したいと思っていたので、とても楽しみにして当日を待ちました。

あいにく週の初めから天候が崩れましたが、当日はちょっと寒いものの心がけが良かったようで、最後まで雨とは無縁でした。早めに家を出たら、集合時間の35分前に角田浜海水浴場の駐車場に到着。すでに何人も集まっていて、話題は靴を何にするか、”鋲付き長靴”で登っていいのだろうか?ということでした。
 この寒さと週初めの雪で凍っているかもしれないと鋲付き長靴を選択したというより、私は気が回らずそれしか持ってきてなかったのですが、今日の条件にはそれが正解でした。

角田浜出発前のミーィティング @宮前▲は藪の中にあります 宮前コースの急坂を登る

宮前コースの登山口までワイワイガヤガヤと歩き、最初は登山口にほど近い@▲宮前三角点(4等・標高45メートル)、次いでA▲宮ノ原三角点(4等・標高347メートル)を確認し、代わる代わるタッチ。
 それから目指した角田山の481.7メートルの山頂は一面の雪で、B▲山頂三角点も当然雪の下。スコップで少し掘りましたが、雪は硬いうえ、まだ4、50センチの雪がありそうで、タッチは次回に譲りました。

A宮ノ原▲は登山路上にあります 気の抜けない山頂直下の急坂 B山頂▲は雪の下でした

せっかく登った山頂を後にして、ここから福井コースを急な階段などを滑らないように上り下りしながら、標高にして半分も、時間にして35分ほど下ります。C▲福井の三角点(4等・標高240メートル)では、これからの山頂へのキツイ登り返しにそなえて、行動食を食べて一休みです。

頂上への登り返しはさっき下ってきた道を戻ります。道が悪い上に急な上り坂、今日一番の頑張りどころでしたが、なんとか頂上に到着。次は観音堂のD▲三角点(2等・標高445メートル)です。ここも雪の中でした。

C福井▲ 山頂への登り返し D観音堂前▲も雪の中でした

午前の部はこれにて終了。3月のちょっと暖かな日差しを浴び、眼の下に佐潟や巻の町を見ながら観音堂の前で昼食です。珍しく観音堂の扉が開いていて、お参りがてら初めて中を見ることができました。
 1時間の昼食時間でしたが、寒さもあって皆さん早めに身支度ができたので、リーダーを中心に集まり、リーダーが一人一人参加者の名前を呼び、顔を確認して紹介してくださいました。それぞれの特徴をとらえたユーモアある語り口には、みんな大笑いでしたが、メンバーの顔と名前を覚えるいい機会となった、ほのぼのとしたひとときでした。

E五ケ峠▲ ▲を囲んで勉強会です またまた登り返し

山頂を後にしてE▲五ケ峠三角点(3等・標高306メートル)を目指して、滑らないように気をつけながら40分ほど下ります。ここからまた来た道を登り返しますが、道がぬかるんでいて靴が重くなります。
 戻った分岐から今度は小浜コースを下ってF▲小浜三角点
(4等・標高355メートル)に到着。あと残り1個、急な下り坂をどんどん降ります。私は初めてのコースでしたが、小浜コースから登るのはかなりきついなと思いました。

F小浜▲は新しくなっていました 対面の稜線には氷爆が見られます 健気に咲くナツボウズ

車道が目の前に見える地点に降りたところで一休み。万歩計を持っている人達が2万歩をとうに超えていると教えてくれました。
 「あと15分くらい」の声に励まされて、今度は灯台コースを目指して急な上りに挑みます。鼻を突くような急坂ですが、途中にはナツボウズやツバキの花が咲いて、私たちを励ましてくれます。また、角田でたくさん見られる雪割草こそその気配はありませんでしたが、この山のもう一つの名物花であるキツネノカミソリは、立派な葉の群生がたくさん見られました。
 ようやく灯台コースの尾根に合流して、G▲灯台三角点
(4等・標高156メートル)に到着しました。これをもって8ヵ所の三角点を全部巡り終えました。後は下山口の灯台目指して下りました。

ツバキも咲いていました 足元にはキツネノカミソリの葉が・・・ G灯台▲佐渡を望む高台にあります
 今回は雪割草やカタクリに出合えませんでしたが、もうすぐ可愛い姿を見せてくれると思います。

 その頃にまた角田山を訪れて、今回タッチできなかった三角点を探そうと思います。
 
 リーダーはじめご一緒した皆さん、ありがとうございました。春季集中登山の弥彦山でまたお会いしましょう!








(新潟平野をバックに、観音堂前広場にて)