会山行紀行文 11.02.13日(日)
曇り時々雪
NO.7
松平山・954m
参加者
28名(男16・女12)
1862 Y/I

≪コースタイム≫
 少年自然の家755〜山葵山1000〜テント(お昼)1020-1215〜少年自然の家1335

 建国記念の日に始まる三連休は発達した低気圧が南海上を北上、この気圧配置は北海道から九州まで、普段雪の降らない太平洋側にも広範囲に雪を降らせるものであった。
 テレビのニュースでは盛んにこの雪のニュースを報じていた。
更に、低気圧の北上後は典型的な冬型の気圧配置となり、今度は日本海側が大雪となる。

 とにかく日本列島は全国的に大荒れ、降雪の天気予報であった。
こんな天気予報の中、2月13日に松平山の会山行が予定されていた。
参加人数は28名。かなりの人が、中止の連絡が入るのではないかと思っていたのではなかろうか。
左/出発前の少年自然の家での情景。青空も見え、気持ちは逸る。「しっかりストレッチしておくんだよ」
中/固くなった雪の上に新雪が5〜20cm積もった絶好のコンデション、自然とピッチが上がる。それにしても、皆、  健脚だなあ。
右/もうじき山葵山だけど、ガスっていて見えない。ここが踏ん張りどころ。
 でも、この時期は山行計画が少なく、貴重な冬の山行である。心配はあるものの準備万端は怠り無い、行ける所まで行こうと言うことで決行された。
 ところが意外にも、登山口の「少年自然の家」に着いてみると、昨夜来からの降雪はほんの僅かであった。しかも、風も穏やか、山道も締まった雪の上に新雪が僅かに積もった絶好の状態。
 
 山葵山(わさびやま)までは快調に進んだ。でもやっぱり冬の五頭連峰、甘くは無かった。山葵山頂上に着くや否や、猛吹雪となった。平地や山裾は曇ったり雪が降ったり、はたまた時おり青空も覗いたが、中腹から上の方は厚い雲に覆われたままであったので、当然これは想定内である。

左/さて、山葵山には到着したものの、横殴りの吹雪には閉口だ。誰も前に進もうとは言わなかった。
中/寒い!、とにかく寒い。 「おーい、早く降りようよー」
右/20分ほど下った所に絶好のテント設営場所があった。雪を均しテキパキと設営。あとは言うまでもありません。
  持ち寄った手料理で和やかな一時を過ごします。
左/少〜し晴れてきましたが、この日は遂に松平山は姿を見せてくれませんでした。
中/松林の中で休憩。「この赤松林は立派だね、ひょっとしたら松茸が採れるかも知れないよ」
  ご婦人方は意気軒昂でした。

右/少年自然の家に戻って来ました。お疲れ様でした。今度は天気の良い日に登りたいね。
 それにしても、吹きっ晒らしの山葵山は寒かった。暗黙の合意を得て、そこを今日のピークとすることにした。
あとはいつものように、一段下がって平坦で風の当たらない所にテント5張りを設営、ゆっくりとお昼を食べた。冬山のこのテントでの休憩も楽しいものである。
 
 どのテントからも賑やかな声や笑いが堪えなかった。1時間半ほどゆっくりと休憩した後下山した。ふかふかの新雪を蹴りながらの下山はこれまた楽しいものである。お腹もいっぱい、下山前に記念撮影。皆さん元気です。
 子供のようにはしゃぎながら下山した。松平山には届かなかったが、満足のいく山行であった。(おわり)