会山行紀行文 10.9.5日(日)
〜6日(月)
NO.99  
奥大日岳・2606m
大日岳・2501m
参加者21名
(男6・女15)
1932 M/I

                         *コースタイムと画像はリーダーの 1342T/Hさんの提供でした。

≪コースタイム≫
5日 新潟駅南口5:00=北陸道立山IC7:55=室堂ターミナル(9:26−9:40)〜雷鳥平10:15〜新室堂乗越10:50〜
    奥大日岳(12:20−12:55)〜七福園〜中大日岳14:55〜大日小屋15:05 (泊)
6日 大日小屋6:00〜大日岳(6:15−6:25)〜大日小屋6:38〜七福園〜奥大日岳(8:40−9:00)〜新室堂乗越10:25
    〜雷鳥平10:50〜地獄谷〜室堂ターミナル(11:40−12:20)=称名滝駐車場13:25〜称名滝(13:45−13:55)
    〜称名滝P14:15=(入浴)=北陸道立山IC16:20=新潟駅南口19:12

【9月5日(日)晴れ】
 朝もやの中、新潟駅南口を順調に出発。少々道路のトラブルはあったものの時間的にはほぼ予定通り進み、車は北陸道立山ICで一般道へ。
 室堂ターミナルまでは高度が上がるにつれて、車窓から勇壮な山並みが目に飛び込んでくる。「あれが立山三山、薬師岳、剱岳、奥大日」とリーダーガイドから説明あり、否応なく気持も高揚して来ます。

  室堂へ到着。このパノラマはスゴイ、とてつもなくデカイ!しばし見とれてしまいました。9:40立山名水玉殿湧水にのどを潤して21名のグループ出発します。

剱岳を眺めながら室堂出発 山頂はガス 展望ゼロ 今夜の塒 大日小屋の赤い屋根

 2000m以上の高原といえども、歩き始めると汗がにじみ出てきました。空は青く澄み、風はさわやかルンルン気分です。雷鳥平の橋を渡った所で休憩、ところがだんだんガスがかかり始めました。
 夏の花もチングルマ、フウロなどはなごりを惜しむかのように一輪、二輪咲いています。しだいにさきほど通過した室堂も、これから目指す奥大日岳も、剱岳も何も見えなくなってきました。
“どうだ!これが剱だ”と、その勇姿を見せたかったhリーダーの意気込みが充分伝わってきますが・・・明日に期待しましょう。

12:20奥大日岳に到着、雨の心配はなさそうですが眺望はあまり良くありません。ここで昼食タイム。頂きものをしながら楽しみの時間はアッという間に過ぎました。記念撮影をして大日岳を目指します。
 奥大日岳から大日小屋までは急峻な下りになり歩きも慎重になります。喘ぎ、あえぎ前の人について行きました。岩場の連続、巨岩の散在する庭園風の七福園で休憩。緊張の連続で足がもつれそうになり、岩の上でどっかりと腰をかけた。皆さんの差し入れがとてもうれしい。干し柿おいしかった〜。

七福園 ヒョウタンボク ハクサンフウロ
 元気を取り戻し歩きだすと間もなく大日小屋に着いた。まずは今晩泊めてもらう部屋の確保。それから全員小屋前の広場で集合、飲み物持参でミーテングです。これが実に楽しいひと時です。谷を隔てた向かいには剱岳が見られるそうですが、これも明日お会いするのを楽しみに。
5時に夕食、夏山が終わり秋に向かう今が山の静かな時とか。私たち以外には数人のお客さんでしたのでほとんど楽山会で貸し切り状態。
小屋前での楽しいミーティング風景 夕食の後は自分達で製造販売している
アコースティックギターのMini Concert

 夕食後、ランプだけの明かりの中、スタッフの一人がギターを演奏してくれました。思いがけなく、またすばらしい音色に至福のひと時です。布団も一人1枚でゆっくり休めました。

【9月6日(月)晴れ】
 早朝5:15外へ出てみるとドカーンと大きな黒い怪物のシルエット。その岩峰と奥大日岳の間から雲が真っ赤に染まり始めた。すばらしい景色です。みんなカメラを抱えて見守ります。少々寒いが気にしない。待ち望んだ時間でした。

剱岳・奥大日岳と茜雲 チングルマの花穂と剱岳 雷鳥
小屋前で剱岳背景に集合写真 奥大日岳山頂にて集合写真

 5:30朝食。
その後ザックを小屋前に置いて大日岳へ、間もなく10分位で山頂へ着きました。あ〜〜。まさにパノラマ展望
hリーダーが教えてくれます。薬師、水晶、野口五郎、鷲羽、遠くに白馬。槍の穂先も途中から見えてきました。昨日視界が悪かった分、今日はどこまでもくっきりと見えます。満足、満足

ウサギギク 地獄谷
 下山のコースは登りと同じコースを下ります。なんとライチョウの赤ちゃんにも会うことができました。母親を探しているのかしきりに鳴いています。カメラに収めました。
浄土山 雄山見ながら雷鳥平へ
向かって下山
タテヤマリンドウ 色付くナナカマド

最後は、室堂より下って称名滝の見学でした。

 終わり良ければすべて良し。
今回の山行ではいっぱいご褒美を頂きました。

 山頂の素晴らしい眺め、目的の剱岳が見えたこと、ギターのコンサート、ライチョウに出会えたこと。そして、全員トラブルがなく楽しい登山ができたことです。

リーダー、同行して頂いた皆さん大変ありがとうございました。
                     (おわり)





(4段なれど落差350m。落差日本一の称名滝)