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整備されて、少し湿った土の道は歩き易く木々が日差しを遮ってくれる。
時折見晴らしの良い所で囲りの山々を見上げる。
水分補給タイムのあと分岐から目指す山より10m高い平沢山へ。
道は細く少し急登になる。
”登るほど 山萩の紅 深まりし”
「野アザミ」 |
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何とかリーダーの後について平沢山へ到着。 よく晴れているのに眺望はいいまいち。それでも南アルプスを確認。鳳凰三山も会で行ったけ。楽山会のおかげだ。
”遠き日に 登りし山や 秋の雲”
「平沢山より飯盛山を見る」 |
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平沢山の下りは急なガレ場で緊張する。放牧の牛の為の直角の柵を抜けて広場へ。乾き切った土の照り返しでくらくらしそうだ。
一角に見なれない朱色の花が目を奪う。
「フシグロセンオウ」 ・・・・「節黒仙翁(フシグロセンノウ)」とのこと。 |
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その脇に涼やかな青い花。「山虎の尾」だそうだ。
いずれも山地の草原に咲くのだと花好きな人達に教えて貰う。花見タイムとなる。
「ヤマトラノオ」 「ユウガギク」 |
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「あと一登りですよ」と出発。広い道をじぐざぐに登る。
「頂上で〜す」とリーダーの声。
”始めての 花にも逢いし 山の秋”
「ナデシコ」
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覚悟して登り始めたにしてはあっと言う間の到着。
リーダーに大感謝。無事に登れたことがとても嬉しい。
「飯盛山・山頂風景」 |
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茅ケ岳が目の前に「あの鞍部に富士山が見えるんだけど」とリーダー。残念ながら今日は無理。
昼食は焼け石の炎天下。時間が短かったおかげで「老女の干物」にならないで済む。
”炎天下 昼餉や水の 旨かりし”
「山頂からの眺望」
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下山もリーダーの後に付いて歩く。石車に気をつけながらゆっくり下る。
時々リーダーを待たせるのが申し訳ない。
”走り根に 真白き野菊 下山道”
下山して獅子岩へ。分水嶺の表示もある。今日の山歩き終了。無事を感謝。
「獅子岩」 |
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「獅子岩より野辺山方面」
遠くは金峰山・瑞牆山?」 |
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「灯明の湯」で入浴・休憩して帰途へ。信濃路に別れを告げる頃うっすらと月が。
”別れ来し 山の端(は)淡き 宵の月”
予定より少し早めに新潟駅南口へ。
いつもながら、リーダーに同行者に楽山会に、ひたすら感謝をしながら帰宅。
皆さん、ありがとうございました。 (おわり)
”満ち足りし 山旅果てて 十三夜”
「灯明の湯」海尻温泉 |