会山行紀行文 | 10.7.25日(日) 〜26日(月) 晴れ |
NO.79 (石川県) 白山・2702m |
参加者28名 (男14・女14) |
2070 S/F |
≪コースタイム≫ 7月25日 新潟駅南口5:00=北陸自動車道・小矢部SA8:10=金沢西IC9:00=別当出合(10:30-10:50)〜 中飯場11:40〜別当覗12:15〜甚之助小屋13:15〜南竜ヶ馬場分岐13:45〜黒ボコ岩・観光新道分岐14:50 〜室堂センター15:25(泊) 7月26日 室堂センター6:00〜高天原6:25〜御前峰・山頂(6:40-6:55)〜御池巡り〜室堂センター(8:25-8:40)〜 殿池避難小屋9:50〜別当出合(12:05-12:35)=白峰温泉=新潟駅南口(19:15) |
〜〜会山行紀行文「暑かった!、でも最高!白山」〜〜
今回の紀行文を書くにあたって、最高に味わった感動感激を先にお伝えしようと思う。
素晴らしい天候とメンバー等に恵まれた山行。しかし何よりも強い感動を与えてくれたのが、全山に咲き誇る高山植物の豊富さと美しさと言える。ハクサンイチゲ、ハクサンシャジン、ハクサンフウロ、ハクサンコザクロ、ハクサンチドリと“ハクサン”と名のつく元祖ハクサン名花をはじめとして、数えきれない程の高山植物に囲まれた登山道に歓声や花談義、そして都度撮影タイムを設けて頂いたリーダーに感謝感謝しつつ、2日間の加賀白山を楽しむ。
百花繚乱! 名花の乱舞! 白山で出会った感動の花々 |
気象庁の気を持たせる天気予報もメンバーの日頃の精進が勝ち、快晴の登山日和。 |
別当出合登山口での準備 | 出発前のリーダーからの注意事項 | 鳥居を潜って、イザ!白山様の神域へ |
登山口のつり橋を渡り、樹林帯を進み“中飯場”と呼ばれる付近から細く可憐な“不動の滝”が見えたり、多少涼しげな霧が出たり消えたりするも、顎からしたたり落ちる汗が止まらない。
小休止も木陰を選ぶメンバーは、たまに谷間から吹き上げてくる冷風に「う〜ん、天国!」。そして多くの登山者が休息を取っていた甚之助小屋の水もまた冷たく美味かった。
かなり揺れた登山開始間もなくのつり橋 | 「中飯場」付近から観る不動の滝 | 木陰を選んで休憩 |
木々の背丈も低くなり、ますます日差しが強さを増す頃、見晴らしの良い“弥陀ヶ原”に出る。日差しは厳しいものの標高が上がったせいか、可憐な高山植物や素晴らしい景観からか、暑さが心なしか少々和らぐ。
今日の目的地“室堂センター”は行程時間からみて直ぐ近くの筈が、遠く尾根にそれらしき建物を見て「あれが室道センター?」との会話。直ぐに間違いと分かり歩き始めると、突然本物の“室堂センター”、デーンと大きく迎えてくれた。
部屋割り、床割りもそこそこに園庭に出て、待ちに待ったビールで「カンパーイ!!旨い!!」。夕食後、夕焼けを充分に楽しみ早い就寝につく。
弥陀ヶ原を振り返る、あと少し | 室堂センター到着 | 山頂を見ながらカンパーイ! |
早朝、ご来光を見たくて近くの岩場に登るも、目標の方向には意地悪な雲、それでも刻々と変化する空の色、遠く木曾御嶽や恵那山のシルエットを楽しむ。朝食後のメンバーの動きの早さに驚くも、これから目指す山頂を目の前にすれば当然であり、もたもたする小生の感度が悪い。
日本百名山である白山山頂(御前峰・ごぜんがみね)への直登ルートは、眼下に広がる“室堂センター”や“弥陀ヶ原”の景観を楽しみながら登れて、とても気持ちが良い。お社の石垣と屋根が見えれば直ぐ山頂であり、360度の大パノラマの山頂は素晴らしく、賑やかな記念写真撮影会が続く。
室堂の夜明け、遠くに御嶽が 1958T/Jさん撮影 |
白山山頂への直登ルートを登る | 山頂に鎮座する「白山奥宮」 |
名残惜しい山頂を後に”お池巡り”に向かう。残雪が美しい大小様々な池を巡り、池淵から観る山頂もまた素晴らしい。
周回コースで一旦“室堂センター”まで戻り、観光尾根を下山。下りの為か昨日程汗はかかないものの強い日差しは昨日以上。それでも文頭でご紹介させて頂いた花々の群生、青い空、緑の葉に赤、白、黄、青色の花びらが咲き競い「いい時に登ったなあ…」とメンバー誰もが疲れや暑さを忘れて見惚れてしまう。
やがて、お花畑も少なくなり急な樹林帯を下って、登山口の“別当出合”に戻った。
山頂を後に御池巡りに出発 | 池の残雪と御前峰そして青い空 | 高山植物がはき乱れる観光尾根を下る |
素晴らしい天候と景色、そして感動!感激!の高山植物。 |
===霊峰白山=== 「白山」は、富士山、立山と並んで古来日本の三名山と謳われ、霊峰としてあまねく知られております。 白山火山帯の主峰である「白山」は、御前峰(ごぜんがみね・2702m)・大汝峰(おおなんじみね・2680m)・別山(べつさん・2399m)の三峰から成り立ち、手取川(石川)・九頭竜川(福井)・長良川(岐阜)・庄川(富山)の四大水系の分水嶺を形成しております。 最高峰・御前峰の頂上に祀られた「白山奥宮」は、全国各地に分布する三千有余の白山神社の総根元社であります。昭和37年11月、この白山奥宮を中心として、石川・岐阜・福井・富山の四県に亘る地域が「白山国立公園」に指定されました。 (室堂センター前の掲示板より抜粋) |