会山行紀行文 | 10.7.8日(木) 晴れ時々曇り |
NO.68 至仏山・2228m |
参加者24名 (男15・女9) |
1699 M/K |
≪コースタイム≫ 新潟駅南口6:00=鳩待峠(9:25−9:38)〜オヤマ沢(水場)10:50〜 小至仏山11:30〜至仏山頂・昼休憩(12:15-13:00)〜オヤマ沢田代13:55 〜鳩待峠下山15:05=花咲の湯(入浴)=新潟駅南口19:45 |
年間の山行計画では7月5日の予定だった「至仏山」は、リーダーの”今年はお花の咲く時期が少し遅いかもしれない”との読みで8日に変更、実施になりました。ところがこれがドンピシャリ!晴れの日に当たり参加者全員大喜びです。
「至仏山」は深田百名山にも選ばれ、花の百名山にも名を連ねる有名な山ですので皆さんご存知だと思いますが、群馬県の北東部、みなかみ町と片品村との境界に位置する標高2228.1m(二等三角点)で尾瀬国立公園に属しています。
今日の片品村のピンポイント予報は晴れマークが並ぶ良い予報とあって、行きの車中からみんなの笑顔と明るい会話が弾みます。リーダーの「この山、初めての人いますか?」の質問に半分くらいの人の手が挙がったでしょうか?「この山は蛇紋岩でできているので珍しい花が多いですが、この岩はとても滑りやすいので特に気をつけて歩きましょう!」と注意がありました。
朝の鳩待峠 | 燧ケ岳と尾瀬沼を望む | 小至仏山山頂 |
私も13年ぶりくらいでしょうか?久しぶりに珍しい花々に会えるのがとても楽しみでした。青空の鳩待峠には平日にも関わらず、小学生の遠足の団体さんはじめ大勢の人が準備をしていました。それぞれの人達が尾瀬ヶ原に下る人、至仏山に登る人と別れて出発していきます。
至仏山への道はしばらく樹林帯を登りますが、登山道は雨の後か田んぼ状態の所もあります。下界の気温は夏日以上のようですが、さすがにここは涼しくて別天地。それでもオヤマ沢の水場ではみんな冷たい水で喉を潤おします。
少し先のオヤマ沢田代は小さい尾瀬ヶ原の雰囲気があり、ワタスゲが涼しげに風に揺れていました。
至仏山に向かって登る | 至仏山頂 | 小至仏山に戻る |
オヤマ沢田代 | 木道脇で最後の休憩 | 鳩待峠へ下山 |
行く手に小至仏山頂が見えるようになると、いよいよ蛇紋岩の岩岩の登りになりますので、滑らないように気をつけて歩きます。
そこにはオゼソウ、ホソバヒナウスユキソウ、タカネバラ、ジョウシュウアズマギク、ジョウエツキバナノコマノツメ、ユキワリソウなどの特産種の花々に出会えて感激!!
他にもチングルマ、ハクサンイチゲ、ハクサンチドリ、シナノキンバイ、マイヅルソウ、イワカガミなどの色とりどりの高山植物がお花畑を作り、なかなか足が前に進みません。
それでもたくさんの登山者とすれ違いながら、12:15山頂に到着。集合写真を撮ってから楽しみなランチタイムです。山頂からは少し霞んでいるものの360°の展望で、燧ヶ岳をはじめ尾瀬ヶ原、会津駒、上州武尊、赤城山、平ヶ岳、谷川岳、日光の山々などが見えました。
チングルマとイチゲの花畑 | ユキワリソウ | ホソバヒナウスユキソウ |
ジョウエツキバナノコマノツメ | タカネシオガマ | オゼソウ |
至仏山頂での全員集合! |
下りは”花咲の湯”での入浴とおいしいビーを楽しみに、滑って痛い思いをしないように気を付けながら下りました。
ほぼ予定通りに下山。入浴してから、軽くなったリュックに楽しい思い出をいっぱい詰めて、新潟駅南口到着です。
梅雨のさなかの貴重な晴れの一日。至仏山で目一杯楽しませて頂きました。同行の皆さん、有難うございました。 (おわり)