会山行紀行文 | 10.6.20(日) | NO.58 四阿山(あずまやさん) ・2354m |
参加者33名 (男16・女17) |
2040 K/K |
*写真の一部は、リーダー 1958T/Jさんの提供です。
≪コースタイム≫ 新潟駅6:00=上田IC9:05=菅平牧場9:55〜小四阿11:00〜中四阿11:45〜分岐(12:30〜13:05)〜山頂13:1) 〜分岐13:45〜根子岳15:15〜菅平牧場16:20=ふれあいさなだ館入浴(17:05〜17:40)=上田IC18:00〜新潟駅20:45 |
今回のコース |
「晴れてほしい!」
新潟も梅雨に入り、一週間ズーッと雨マーク。
朝日新聞の17日天声人語「・・異常気象・・梅雨くらい昔ながらに月並みに災害がない程度に仕事をしてほしい。除いて避けるばかりでなく、たまには外気にじっとりと包まれるのもいい。」を読みながら、それもそうだ雨と汗でぐっしょりの山行になるだろうと覚悟を決めていたところでした。
ところがところが!前日、長野地方は急に晴れマークが! 「やった〜!」 というわけで、貴重な梅雨晴れの20日、甚野リーダーと人気で断り切れない34名は、四阿山・根子岳へいざ出発しました。
駐車場から根子岳方面を望む | 幸せそうな牛たち | 鮮やかなレンゲツツジ |
菅平ダボスに到着。牧場管理事務所で我が紳士リーダーと美人受付嬢との交渉成立で、200円の入山料がナント半額100円に!
駐車場では、なだらかな牧場の向こうに、これから登る四阿山・根子岳を望みレンゲツツジの群落に歓声が上がりましたが、これからもっとすばらしいとのことで期待がふくらみます。
牧場では牛がのんびりと草を食べています。口蹄疫問題が陰を落としていると思われますが、なんという幸せそうな牛たち! 登山道のゲートをくぐり、いざ出発。
登り初めは体も慣れずつらいものですが、新緑の樹木や輝くレンゲツツジを眺めながら進みます。一時間強ほど登ると、樹林が切れて、四阿山・根子岳の穏やかな山容が姿を現します。周りの山々を眺めながらしばし休憩。岩の尾根を登った中尾根は、ちょっとした岩のピークでした。
昼食後は、空身で空中散歩。木道の整備されている稜線をひと登りで、長野県側と群馬県側にそれぞれ祠のある四阿山頂に到着です。北アルプス・南アルプス・浅間山から志賀高原、これから登る根子岳が見えます。残念ながらすっきりと見渡せないのですが、雨を覚悟していた私には十分な景色でした。
新緑の中を登る | キレイなツツジも咲いて・・・ | レンゲツツジ |
さわやかな風に癒されながらなおも進むと、稜線分岐に出ます。ここで私たちは昼食ですが、上越からの先客団体がいました。人数も年齢も似ていますが、「私たちの方が若いよね。」などと、おしゃべりしながらいつものおかず交換をしたり、周りの山々を眺めたり昼寝をしたりしてのんびり過ごしました。
「これから急な下りだから、靴ひもをしっかりしばり直して!」との声。
分岐まで戻って身支度を調え、林の中の木の根や石につかまりながらの急な下りです。滑りそうになったり顔面に襲いかかる虫と格闘しながら、慎重に下ります。
昼食タイム | 小四阿 | 中四阿 |
ひと山下ったと思われる頃、ようやく林を抜け広々としたクマザサの草原と根子岳が目の前に広がりました。「美しい山だなぁ」「もうひと山登るのか・・」。
二つの山は稜線でつながっているものと思っていた新人の私は、まだまだ地図の読み方がたりないなと反省しきりでした。
「とにかく足を一歩前に・・」と登り続けます。涼風に助けられながら、頭を上げると大きな岩の上にリーダーが。「もう少しだガンバレ!」の声に励まされ登り切ると、すばらしい眺め! ・・・・でもそこは頂上ではなかった!
それでも岩の上に立つと、四阿山や広々とした鞍部が見渡せ爽快です。その後は荒々しい巨岩の群れ(火山活動後の板状摂理というのでしょうか?)を縫うように進みます。「体重制限やメタボ制限があったらアウトだね。」と話しながら。
根子岳中腹より | 根子岳山頂 |
最近の紀行文で読んだような・・火口跡を左手に見ながらやせ尾根を進むと、ようやく広々とした根子岳山頂! 記念写真を撮りおやつタイム後、下山です。日差しは強いけれど、爽やかな風に助けられながら、ぐんぐん下りました。
林に入ると、新緑の木々・ダケカンバの真っ白い幹・今が盛りのレンゲツツジの大群落のコントラストが見事でした。早くも遅くもないちょうどいい時期に設定してくださったリーダーに感謝です。
集合第1班 | 集合第2班 |
集合第3班 | 集合第4班 |
二つの山を縦走する長丁場でしたが、達成感でいっぱいです。甚野リーダー、諸先輩、同期の方々に助けられ、念願の山に登ることができました。 ありがとうございました。 (おわり)