会山行紀行文 10.5.15(土)
   
NO.33  
金北山・1172m
参加者17名
(男10・女7)
1507 N/O

≪コースタイム≫
  新潟佐渡汽船(集合
5:306:00出航)〜〜〜〜両津港(8:30姫ケ沢登山口(915縦池の清水(930 〜
  
はらい川(1015神子岩(1045金北山頂(1150-1240 〜役の行者加茂歌代登山口(1550               

  =椎崎温泉入浴両津港佐渡汽船(1930)〜〜〜新潟佐渡汽船(2200解散)

 この時期の佐渡には、時間が許せば毎年でも訪ねたいと思っています。それは、頼りなげに、しかし、しっかりとした自己主張を誇る「シラネアオイ」に出会いたいからです。 昨年は、行けませんでしたが、今年はそのチャンスに恵まれました。

 両津港からジャンボタクシー2台に分乗して、姫ケ沢登山口まで行きます。金北山には過去2回行っていますが、姫ケ沢から登るのは初めてです。
 沢に沿った道を歩き始めると、早速に咲いていました。
シラネアオイ、エンレイソウ、カタクリ、スミレ、ザゼンソウなどなど・・・・写真を撮れなかった花も多くあります。

ブナの新緑が清々しく、気持ち良い道です。休憩場所で、眼下には加茂湖が見えます。

 目指す金北山のドームを見上げて、雪の上を歩きます。少々、南側がガスってきました。
山頂でお昼を食べてからは、鏡池の脇からヒョイと縦走路を離れ、「役の行者」から加茂湖への下山口を目指します。が、所々、倒木で覆われた道もあり、残雪も少々有りで、ラストリーダーのO氏に後ろを見守って頂きながら、ゆっくりと歩かせて頂きました。Oさん、ありがとうございました。

 加茂歌代登山口への道は、過去にはもっと整備されていた道とのことでしたが、「大佐渡縦走トレッキングマップ」にも市販のガイドブックにも載っていなくて、佐渡に赴任していたEリーダーならではの「知る人ぞ知る」ルートのようです。
 長い、長い下山路を歩いてきますと、いきなり道路沿いの「歌代登山口」と書かれた立派な標識に出ます。初心者が、この標識を見て登っても、迷うのでは?と思われます。立派な登山口の標識が健在ならば、途中もちょっと、整備して欲しいなと思ってしまいました。

 ジャンボタクシーで椎崎温泉へ。
乗船までの間に、佐渡出身のSさんの案内で両津小学校前の美味しい和食のお店で「刺身定食」を食べました。両津港内にも食堂はありますが、地元出身の方が居ればこその地元のお店紹介でした。
 
さて、いよいよ乗船し、あとは新潟までゆっくりと船旅です。お酒が呑める方は杯を酌み交わし、マイカーの私はおつまみのみ、パクパク・・・・・

此処で、サプライズが!!

今年、会の総会で講師にお招きしていました「小林重一氏」が、会のリーダーTさんと一緒にツァー会社の山行ガイドとして乗船されていたのです。

 早速、同席して頂き、小林氏のくったくない人柄そのままの楽しいお話に、下船するのも惜しい感じでした。
 
谷川岳のマイナーな登山路の刈払いの話、ツァーガイドをしていてのお話、K2など、海外遠征登山をする上での話、仕事、家庭の話などなど・・・僅かな時間でしたが、一晩一緒にお酒を酌み交わしたなら、一生分もお話が聞けそうです。

 花あり、雪あり、サプライズありで楽しい山行でした。リーダー、ラストリーダー他参加の皆様にはお世話になりました。ありがとうございました。
 

 私の(近い将来の希望)は、白瀬から入り、ドンデン山荘に泊まって姫ケ沢に下りることです。ささやかですが、なかなか叶いません。が、早くも「来年は!」と思いながら、佐渡を後にしました。
                (おわり)