会山行紀行文 10.3.14(日)
晴れ
NO.12  (阿賀町室谷)
大戸沢山・874m
舟クボ山・911m
参加者14名
(男7・女7)
1861 K/Y

 大戸沢山(874.1m)と舟クボ山(911m)は国土地理院の25000図には山名が記載されていません。川内山塊の入り口、魚止山、太郎山から北東に延びる稜線上に位置する山で、川内山塊の絶好の展望台です。

 今年はまだ黄砂が来ず、前日には雪が数センチ降ったようで、雪は真っ白でした。しかも、雪は締まりかけてきているので、快適に歩けます。お天気こそいまいちでしたが、川内山塊や御神楽の山々に囲まれて、すばらしい尾根歩きを楽しみました。

<行程>
 かやぶきの里
8:3011:30大戸沢山12:2513:10舟クボ山13:2015:30かやぶきの里

(今回歩いたコースの地図)

つぎつぎと、林道から主稜線に登り上がってきます。

主稜線に出ると、目指す大戸沢山がドーンと見えます。

しばらくは、雪が少なく、藪っぽいやせた尾根が続きます。

こうした尾根はワカンが藪にひっかかり、歩き難さにイライラさせられます。

ようやく藪っぽい痩せ尾根を脱出して、雪の安定した尾根に乗り、ほっとして後ろを振り返りました。

尾根の雪は2m近くあり、安定しています。

雪は締まりかけていて、ワカンの沈みはせいぜい20cm程度です。

猛者を先頭に、パーティーは力強くグイグイ進んで行きます。

予定時間よりも進捗が早すぎて時間を持て余しそうなので、「ゆっくり行って!」と、何度も声をかけなければなりませんでした。

大戸沢山の山頂部。

ゆるやかな起伏の平坦部が広がっています。

山頂部はとても広いのです。

手前が太郎山、後ろが魚止山です。

写真ではたいした風には見えませんが、実物はたいへん迫力があります。

矢筈岳方面。

これも実物はすごい迫力なのです。

大戸沢山の山頂部に生えている大ブナ。

幹の直径は3mはあります。

 

大戸沢山の次に目指す、舟クボ山です。

小さな写真ではよく分かりませんが、山頂部には大きな雪庇が付いています。

舟クボ山に向かう尾根。

雪庇が綺麗です。

下山を始めたら、ようやく御神楽岳が頭を見せてくれました。

御神楽岳の頭は、それまでズーッと雲に隠れていました。

下り始めたら、お天気がどんどん良くなってきました。

なごりおしいのですが、ここに居続けるわけには行きません。

急傾斜を下ります。
写真では傾斜が緩く見えますが、実際はかなり急です。決してへっぴり腰なのではありません。バランスを保つために腰を落としています。
                     
                        (おわり)