会山行紀行文 10.1.16(土)〜
    18日(月)
NO.3  パノラマ台・1328m
金時山・1213m 三ツ峠山・1785m
参加者20名
(男性7:女性13)
2040 K/K

       快晴の富士山を満喫の三日間!

≪コースタイム≫
★1月16日(土)
 新潟駅南口6:05=道の駅なるさわ(昼食)11:50〜12:30=パノラマ台登山口12:50〜根子峠13:40〜パノラマ台14:00〜14:10〜
 烏帽子岳14:30〜レストハウス本栖湖前15:40〜リゾートイン富士橋16:30(泊)
★1月17日(日)
 宿8:00=金時神社登山口9:30〜金時神社分岐10:40〜金時山(昼食)11:00〜12:00〜乙女峠登山口13:30=忍野八海(観光)
 14:00〜15:30=宿16:00(泊)   河口湖冬花火20:00〜20:20
★1月18日(月)
 宿7:30=御坂分岐8:25=三ツ峠登山口トイレ休憩8:35〜8:50〜 三ツ峠山10:30〜展望地(昼食)11:40〜三ツ峠入口〜
 カチカチ山13:40〜14:00= 新潟駅南口19:20

「迫力あるクッキリした富士山が見たい」
会に入るずっと以前から思って、御殿場や富士吉田あたりを電車やバスでうろうろしていました。「冬の三ツ峠山が一番」と教えてくれる人がいたのですが、私には無理無理・・・・「いつか行けるといいなぁ」と思っていましたが、会に入りピッタリの計画に飛びつき、わくわくしながら参加しました。

★一日目 パノラマ台
 新潟は暴風雪警報、九州にまで雪が積もった全国的に強い冬型の寒い朝、新潟駅を出発しました。 「トンネルを抜けると雪国であった」の逆行程で、関東は抜けるような青空。
 鶴ヶ島ジャンクションから圏央道に入ると青空に映える富士山が見え始め、「見えたっ!」 「キャー」「ヒャー」との歓声(ほとんど私?)
道の駅”なるさわ”では迫力ある富士に出会えました。 でもこれは、富士との出会いの始まりにすぎなかったのです。

関越道/暴風雪警報の新潟 関越道/高坂SAの青空 道の駅”なるさわ”からの霊峰

 かの有名な上九一色村登山口から、しばらく冬晴れの林の中を快調に歩きます。途中で雪道に変わり根子峠へ。手前に大室山を抱え広大な青木が原樹海を見渡す、ここからの富士山が一番好きとの方もいらっしゃいました。
 少し登ってパノラマ台に到着。富士山や富士五胡(山中湖は見えず)を眺めて、記念撮影。本栖湖のエメラルドグリーンを眺めながらの下山となりました。

薄っすらと雪 パノラマ台で集合写真、富士山の手前は大室山と青木ヶ原樹海
本栖湖を見ながら下山 河口湖の花火 花火

宿では、心温まる手作りの豪華御馳走のあとは、河口湖冬花火「湖上の舞」見学。
今日が初日で、毎週土日にあるそうです。 音楽が流れる中、目の前で上がり、なかなかのものでした。

★二日目 混雑の金時山
 連日の快晴で、放射冷却のため気温が下がり、バスの扉が開かなくなるトラブルがありましたが、運転手さんの懸命の手入れにより順調に出発できました。公時神社の碑を見て、なるほど「公時」と書くのか・・と知りました。平安後期の坂田公時の幼名が金太郎なのだそうですね。

日の出前の富士、部屋から 朝日に輝く富士 公時神社入り口

 登山道に入ると、霜で真っ白。土には霜柱が伸びていました。これも歓声! 
分岐からは雪が積もり、急斜面でもあってすべるすべる・・・・(センター試験真っ只中の受験生には、とても言えない言葉ですね)
金時山の山頂は学生の団体・お年寄り・子ども・外国人でごったがえしていました。「バンザイバンザイ」と叫ぶ外国の方。連れが恥ずかしそうにしていると「何度モ来テ今日見エタノハ、ウレシイ!!」 有名な「金時娘の茶屋」も。

成長した霜柱 美しい! 富士を見ながらの昼食、金時山 「忍野八海」観光

 暖かかったので、外のベンチで富士山をおかずにした昼食は格別でした。
下山はアイゼンを付けて。まだ一年に満たない私は二回目のアイゼンでしたが、アイゼンの威力にびっくりしながらぐんぐん下山し、乙女峠に着きました。

尺八「山路」 口笛「知床旅情」

 連泊最後の夕食。金時山頂で大曲「山路」を演奏したいと、尺八をリュックに忍ばせたKさん。山頂は混雑のため断念し、宴会で披露してくださり聴きほれました。続いてTさんの情感あふれる口笛も飛び出し和気あいあいの宴会となりました。
 
★三日目 三ツ峠山 ひとりじめ!
 いよいよ今回山行のメイン、三ツ峠山へ。三ツ峠山入り口で、登山口までは行けないが天下茶屋までは可能との看板で御坂峠分岐までバスで行くことにしました。運転手さんの技術がなければ、延々と歩くところでした。
 積雪があったので、初めからアイゼンを付けて出発。車も通れる広い道路とのことでしたが、なかなかの行程でした。新潟の湿った雪とは大違い。フワフワ舞う粉雪の中、「キュッキュッ」足音が響きます。

登山口での出発前 展望地より 三ツ峠碑と富士

 展望地でまず大歓声!続いて広い雪原を青空のもと、南アルプスを遠望しキラキラ光る雪(氷の結晶?)の中、開運山に到着。
「ああ、これが写真で見る碑だ!念願の三ツ峠山から私は今、富士山を見ている。」と感激でいっぱいでした。
私たちのほかは写真家がひとり。三ツ峠山 ひとりじめ!!

 「今まで何回も来て、先回が最高。でも今日はもっといい。」と、先輩。他にも感激を胸にうっとりとしている諸先輩。ゆっくりとした時間を過ごしました。
展望地に戻り、富士山を眺めながらの昼食。三日間とも富士山を見ながらの昼食だったなぁと、感慨にふけりました。
 時間に余裕ができたので、カチカチ山に登り、新潟へと帰途につきました。

見飽きない富士山 屏風岩
三ツ峠山 碑の前で

 快晴の三日間。富士三昧の三日間。
入会一年に満たない私は、冬に山へ行けるとは思ってもいませんでした。しかも、念願の三ツ峠山からの富士山を一回目で見られるなんて・・・・! これも計画してくださったリーダーや諸先輩のおかげと、感謝・感謝です。
すばらしい思い出になりました。ありがとうございました。
(諸先輩には当たり前のことも、興奮して書いていることをお許しください。)        (おわり)