会山行紀行文 09.10.28(水) NO.121  
八海山・1707m

参加者15名
(男性2:女性13)
2040 K/K

≪コースタイム≫
 新潟駅南口7:45=大和IC=ゴンドラ乗り場9:30=ゴンドラ山頂駅9:55〜女人堂(11:05-11:15)〜水場11:20
 〜薬師堂11:50〜千本桧小屋(12:00-12:20)〜八ツ峰迂回路〜鐘13:00〜千本桧小屋(13:40-13:55)〜
 女人堂14:35〜ゴンドラ山頂駅15:40=ゴンドラ乗り場15:50=五十沢温泉・入浴=新潟駅南口19:20

 「明日は、全国的に秋晴れとなるでしょう。」    「ヤッター!!」
新潟県人なら一度は登ってみたい憧れの山、そして何より大河ドラマ「天地人」のオープニングで妻夫木クンがカッコよく(私には足がすくんでいるように見えるのですが・・・)立っているあの「地蔵岳」に登ってみたい! そんなミーハーな気持ちと、いやいや新人の私には険しい山だから気をつけねば・・・と緊張しながら、28日を楽しみにしていたのでした。
長岡在住のリーダーが、わざわざ新潟まで来てくださり、いざ出発!
女性ばかり13名の申込みで、”ハーレム状態”かと思われましたが、男性幹事がそうはさせない?と”LL”として参加してくださいました。

ロープウェイ乗場から山頂駅を望む。 山頂駅の登山口には「天地人」の幟が・・・

 「秋晴れ」のはずが、六日町に近づくと道路が濡れていたりガスがかかっていたりで少し心配。でも、「朝、雨が残るところもあるでしょう。」とも予報していたなぁと、気を取り直してロープウェイに乗車。中腹は紅葉真っ盛りであちこちで上がる歓声。
 遥拝所に無事を祈って林の中を歩き始めました。ぬかるんだ道をスパッツを付けて歩いているうち、しだいに日差しが・・・山々の展望を願っている私たちに後光が射しているようです。

稜線はもう紅葉も終わっています。 女人堂を見ながら最後の急登。

 林の道から少しの急登で女人堂に到着。すっかり晴れ、越後駒ケ岳などの雄姿が見渡せました。そして、これから向かう薬師岳が目の前に。ここからは、急な登りが続きます。
 草紅葉やイワウチワの真っ赤な葉・雄大な景色に励まされて一歩一歩登ります。最後の鎖付き岩場を慎重に登ると薬師岳頂上、そして千本檜小屋まで一気に到着。なんと女人堂まで1時間、千本檜小屋まで2時間ほどでした! 急いで昼食! それもこれも「大日岳へ行きたい!」との何人かの思いからでした。

クサリ場や岩場もあります。 女人堂前から望む山頂、まだまだ遠い。

 「行ける人は荷物を置いて出発。ここからは危険なので心して行くように。」と何度も念をおすリーダー。
地蔵岳への登り道が、禁止になっていたので、回り道をいくことになりました。「天地人」で一気に人気となり安易な登山で事故が多発したり渋滞になったりしたのでしょうか。

クサリを頼りに・・・・・・。 薬師岳より9合目・千本桧小屋を望む。

 ここからは、鎖・梯子の連続!!左は岩と鎖、右は切れ落ちた断崖絶壁!!ここで気を緩めると事故につながるんだなと新人の私は慎重に慎重に・・・岩の登り下りは一人ずつなので時間がかかります。縦移動はもしかして私は好きかもと新発見。
 迂回路から、釈迦岳と摩利支岳の間の鐘まで行き、一人一人の思いを込めて鐘を鳴らし集合写真を撮ってひきかえしました。
今回はグレードCでしたが、技術を磨き時間にゆとりをもったグレードにあげて、また挑戦しようとの思いを胸に・・・

八ツ峰迂回路の危険地帯を行く。 通過してニッコリ!・・・まだまだ続く危険個所。

 帰りのロープウェイでは、今日頑張った山を見上げ、ススキと木々の紅葉に再び歓声を上げながら山をあとにしました。硫黄のにおいのする五十沢温泉でさっぱりと汗を流し、車内でカンパーイ。渋滞のオマケ付きでしたが、無事新潟駅に戻って来ることができました。

今回は、魔利子岳手前の鐘までUターン。 千本桧小屋前で集合写真。

 年間計画でいったんは中止になりがっかりしていましたが、計画してくださり私たちの安全に気を配ってくださったリーダーの方々・班長さん・同行の諸先輩の皆様。そして上手な会計さん。本当にありがとうございました!              (おわり)