会山行紀行文 09.09.14(月) NO.88  蒜場山・1363m 参加者16名
(男性13:女性3)
1866 S/T

≪コースタイム≫
 新潟駅南口6:00=加治川ダム登山口7:35〜独標8:40〜岩岳9:20〜烏帽子岩10:10〜山伏峰11:30
 〜蒜場山(11:50-12:35)〜山伏峰12:45〜烏帽子岩13:35〜岩岳14:25〜独標15:00〜加治川ダム登山口15:40
 =新潟駅南口17:40

 本来は前日の13日(日)に実施される予定だった会山行・蒜場山が天候悪化の為に、一日順延となり14日(月)に実施となりました。その為に、お仕事をお持ちの皆さんは泣く泣く不参加となり、バスに空席ができました。
自分は、本来この山行には参加予定ではありませんでしたが、「空席ができたのなら是非参加したい!」という事で、急遽参加させて頂いたものです。天気は順延のおかげで、願ってもない好天気です。
 もう数年前になりますが残雪が多く残る時期に登って以来、訪れる機会の無かった下越の名峰・蒜場山、無雪期にも是非登りたいという希望が叶いました。

 ベテランリーダーH/K氏以下16名ですが、最近の会山行は女性参加者の多いのが通例となっています。しかし今日は男性の方が断然多い訳で、「こりゃ、ペースが上がるかもしれないなぁ。なんとかがんばって追いていこう」と気持ちを引き締めます。
ダム堰堤を渡ってすぐの地点が登山口、いきなりの急登が続きます。登るうちに対岸には焼峰岳の雄姿が望めます。やや左に目を転ずれば俎倉山がすぐ間近に見えます。

加治川ダム ダム堰堤脇の「米平新道」から登る
気持のよい樹林帯を登ります 俎倉山がすぐ前に

 急登を過ぎれば見事なブナ林が続きます。道も尾根道となり、視界も広がって気分はルンルンとしてきます。やがて独標となりますが、この先もブナ林の中を歩きますが、アップダウンの個所も出てきます。
ようやく着いた岩岳からは頂上も望めますが、その前に烏帽子岩への長い下降と登り返しが見えます。「あ〜ぁ、せっかくここまで登ったのに、あんなにたくさん下るのか」とガッカリさせられます。ようやくの思いで下って登り返した烏帽子岩は、眺めも最高!周辺の山々は全て見えます。更に反対方向には新発田市や新潟東港の風景も・・・・。

独標 遥かに山頂が見える。まだまだ遠い・・・・
クサリ場を越えて 烏帽子岩。眺望抜群!

 烏帽子岩を過ぎると、またまた下って登り返しです。
やや遅れる参加者もいて、自分はこの方に付き添い、他の参加者より10分?ほども遅れて頂上を目指しました。遅れる人が出るのもやむを得ません。この山は標高こそ低いものの、加治川の奥深くまで入り込んだ上に、何度か繰り返すアップダウン、かなり体力の消耗を強いられるのです。自分だって、体調が悪ければ遅れるかも知れないのです。

痩せ尾根 下ってからの登り返しが厳しい
山伏峰への尾根 岩場もあります

 山伏峰を過ぎてしまえば目の前が山頂です。
あまり広くない山頂ですが、眺めは最高! 飯豊の山並み、大日岳、二王子岳、下越の山々、更には磐梯山から会津盆地までも見えたのには驚きました。昨日の雨模様に登ってもこの眺望は無かったでしょう。その意味では、今日に順延した事は良かったと思います。
それにしても、今年の夏は雨が多くて、会山行の日程変更も幾つかありました。また、中止せざるを得なかった山行もありました。
どうせなら晴れて日に登りたいと思うのは、普通の人情です。季節は秋に向かいますが、どうか今後の山行予定が天候に恵まれることを祈らずにはいられません。

東工業港も望めます 蒜場山・山頂

頂上でお約束の楽しいランチタイムを過ごして下山です。
コースは忠実に登った道を下ります。みんなでペースを合わせて、達成感一杯で加治川ダム登山口に降り立ちました。
なかなか楽には登らせてはくれない山ですが、花の時期には新緑のブナとたくさんの花々が咲く事で知られている山です。今度は花の時期に訪れてみたいと思います。                              (おわり)