会山行紀行文 | 09.08.02(木)曇り時々 | NO.74 五頭山(沢登り) |
参加者11名 (男性7:女性4) |
1862 Y/I |
夏の醍醐味、沢登りに参加して来ました。場所は、新潟の岳人にはおなじみの五頭山です。
えっ、五頭山??? と思われるかも知れませんが、五頭山には沢山の沢があり、初級コースの楽しめる沢もいくつかあるのです。
その中で、今年も小倉沢で水遊びを楽しんで来ました。
天候は、まだ梅雨が明けず、どんよりとした曇り空、その上、午後3時過ぎには傘マークもついていました。
本来、沢での水遊びにはカンカン照りが嬉しいのですが、一方、どうせ濡れるのだから降ったってあまり気にもならないと意外に気楽です。
参加者は11人、その中に女性も4人参加されました。また、沢初デビューと言う方が2名居られました。
入渓、いよいよここから沢歩きが始まります。 一番の難関、5メートルの滝です。
心、わくわくの瞬間です。 梅雨が明けないせいか例年より水量が多いですが、
トップは果敢に攻めていきます
久々の人数が揃った沢歩きになりました。
我が会では、沢は危険だからと敬遠されがちですが、リーダーやサブリーダーの方が安全には十分な配慮をしてくれますので、それなりに鍛えて居られる方なら誰でも安心して参加できます。
ただ、一般登山道とは違いますので、沢靴(地下足袋+草鞋も可)とハーネス(ロープで代用可)、エイトカン、カラビナは最低限必要になります。
人数は、あまり多すぎますと時間がかかり過ぎますし、統制が難しくなりますが、今日の人数は多からず少なからず手頃な人数でした。
5メートルの滝の全景です。 姫様達も大奮闘!
厳しいけれどきれいですね。 何だ滝、こんな滝、中央突破で十分だ。
曇り空とは言っても、いざ沢に降り立つと皆の顔は本当に生き生きとしています。
まずは、爽やかな渓流を歩きます。
そして歩き出すとすぐに、小さな滝が次々に現れます。
シャワークライムとはまた違った雰囲気、 水線に沿って登る。これぞ沢登りの爽快感。
オゾンたっぷりのミストシャワーです。 病み付きになりそうです。
その上、リーダーから嬉しい指示が飛んできます。
「今日は山に登るのが目的ではありません。時間を気にせず、自分でコースを選んで沢歩きを楽しんで下さい。」
でも、正直、沢歩きは疲れるんですよね。
自分の感覚では、通常の五頭山三ノ峰コースを登るのに比べて、少なくとも倍は疲れるような気がします。それだけ沢歩きは筋肉を使うのは確かです。でも、苦労する甲斐は十分あります。
ずぶ濡れになりながらも滝を登る爽快感、穢れなき清流を見ながらの快適な遡行、溜まらず淵に飛び込みたくなるような童心への回顧、全てが気持ちの良いものでした。
登りきったところで楽しいお昼。 今日の精鋭達。満面の笑みです。
今回のメーンデッシュはそうめんでした。 皆さんも是非参加下さい。
そして、沢を登り終えて待っていたのは、何と何とおいしいそうめんでした。
リーダーと女性陣の気遣いで、沢山のそうめんが担ぎ上げられておりました。冷たくきれいな龍神清水でそのそうめんをすすぎ、お腹いっぱい戴きました。
沢の醍醐味とそうめんの味、忘れられない思い出になりました。 (おわり)