会山行紀行文  09.05.26(火)       NO.TL27  好天の恵まれツツジ満喫
ミツモチ山1248m・八方ヶ原
1026 T/I

 今日は全国的に五月晴れ。担当リーダーは、「また晴れた!」と、にんまりしている事でしょう。参加者も傘の心配が無いのは本当に嬉しい。今日の目的の山は、栃木県矢板市に在るミツモチ山です。初めて訪ねる山なので期待に胸が弾む。山行案内によれば、ツツジと白ヤシオが咲く山とか。
参加者は27名(男9・女18)。 バスは磐越道経由して東北道に入り、矢板ICで高速を下りました。

 白ヤシオツツジを初めて見たのは、18年程前に皇海山(すかいさん。日本百名山)へ行った時、途中の六林班峠手前で見たきりでした。大きな木の枝一面に、白い清楚な花が咲いて、花のトンネが続いていました。
最初は桜の花かなと思い近寄って見ると、白ヤシオでした。そのときの感激は今も忘れる事が出来ません。その感激をもう一度と思い参加しました。
  
 バスは、私たちの期待を乗せて順調に走る。登山口の八方ヶ原の大間々台駐車場に近づくにつれ、山ツツジの燃え盛る火のように赤い花が道路の両側を彩って、迎えてくれた。みんな「わあー、すごいねー」と、歓声があがる。天気もよいし、花も満開。調度いい頃に計画していただきリーダーに感謝です。
  
 登山口の大間々台はヤシオ群落の広がる展望広場でもありました。
登りは”ヤシオコース”を行く。良く整備された歩きやすい道を行けば、左右に情熱的に咲く赤い山ツツジ、控えめに楚々と咲く白ヤシオ(五葉ツツジともいわれ、愛子様のお印)、緑滴る広葉樹、熊笹が林床部を被って、一幅の絵のようです。
  
 お目当てだった白ヤシオは終わりかけていました。でも懐かしい花に会う事が出来て、感無量です。参加者も口々に「わあーきれいねー」と、また々歓声があがる。鶯も歓迎しているのか上手に鳴いている。気分はルンルンです。
と、私の前を歩いていた男性が、『山は晴天と女性が同行すれば最高さ』と云われた。まあ嬉しいことを云って下さる。幾つになってもこんなふうに云ってもらうと、嬉しくなります。
  
 緩いアップダウンを繰り返して汗ばむ頃、山頂に到着した。さえぎるものの無い展望台からは、すぐ近くに高原山、その左隣遠くに、日光連山、眼下に関東平野の一部が広がる。雄大な鳥瞰図にしばし見とれる。
 昼食は山頂より一段下がったところで、ベンチとテーブルが据えられており、おもい々に弁当を広げる。楽山会の女性陣は料理名人が多く、「これはどうやって作るの?と、すぐに料理教室が始まる。お天気も良いし、花も満開、会話も弾み、楽しい一時はアットいうまです。
  
 下山時刻となり、”青空コース”を行く。この道も歩きやすく、花もヤシオコースに負けじと咲いていて、カメラマンは傑作を撮ろうとしきりにシャッターを押して、忙しい。今日は、お天気にも恵まれ、花も満開、会話も弾み、憧れの白ヤシオツヅジにも逢えて、久しぶりに五感を活用させ、バスが待つ大間々台に下山した。

その後は、学校平の”山の駅”に移動し、周辺散策と売店に寄ったりして休憩の後、帰路につきました。
朝とは別の道、塩原温泉〜日光街道〜会津をコースに取り、車窓からの渓谷の新緑を楽しみながら新潟に帰りました。

      (おわり)