会山行紀行文  09.04.22日(水)〜23日(木)       NO.21
東北の低山と満開の桜
半田山(福島)・863m
金華山(宮城)・445m
292 Y/H

4月22日(水) 
 新潟駅南口6:10出発。
今回の参加者は21名(男6・女15)。磐越道〜東北道の国見ICで高速を離れる。
天候が心配されたが、半田山北登山口では曇り空で一安心。

 登りは約40分、松林の中の二人並んで歩けるような広く整備された道でやや急勾配、山頂近くではナラの木などの雑木も混じる。
途中、半田沼がハート型に見渡せる展望地もあり。

 広々とした頂上で集合写真を撮ってからの下りは、2200mの断崖を回遊してゆっくりと下山する。
カタクリ、ショウジョウバカマ、各種のスミレソウ、シュンランなどの花々が見られ、ヤマブキも鮮やかで目を楽しませてくれた。

半田山頂上で集合写真 歩きやすい登山道
ショウジョウバカマ 登山口の半田沼は桜が満開

 「半田山自然公園」の桜は遅咲きで知られ、丁度今が満開の見頃。
しだれ桜の下で、花見を楽しみながらの昼食で幸運。
時間にゆとりがあり、松島の瑞巌寺(国宝)に参拝してから浦嶋荘へ。
 夕食の料理は質量ともに満足。 リーダー差し入れの「寒梅」を頂き、アルコールが回るほどに盛り上がり、ハーモニカ、カラオケに加えて踊りまでも飛び出し、楽しい時間が過ぎていった。

半田沼の水辺にかかる枝桜 しだれ桜の下で昼食を楽しむ

4月23日(木)
 宿の朝食はおかずの品数多く食べきれないぐらい、デザートに抹茶アイスが出てビックリ。
浦嶋荘7:30出発。コンビニで昼食を用意し、牡鹿半島の鮎川港に向かう。
 鮎川港は捕鯨の基地で漁も始まったところだったが、この日は強風のため休漁だった。強風で船の運航が心配されたが、金華山まで約1kmを片道20分弱で往復。大きな揺れで悲鳴も上がるが、無事に島に渡る。

お世話になった浦嶋荘 黄金山神社の境内には鹿がたくさんいた
金華山頂上にて 金華山頂上からの、三陸海岸リアス式風景

 下船して約20分の黄金山神社に参拝し、本殿脇から登山道に入る。
道の脇には、古樹・古木が続きオウレン、クリンソウの花が目に入る。帽子が飛ばされるほどの強風の中を、山頂(445m)へ約一時間。
昼食の時は、風も和らいで大助かり。展望の良いベンチでゆっくりと昼食を楽しみ、下山にかかる。

 下りは約40分。
金華山は、かっては賑わったホテルも閉鎖し、住んでいる人もいなくなって、猿250頭、鹿500頭の住むさびれた感じの島になっていた。
予定よりも早い便で鮎川港に戻り、新潟にも順調に帰りつく事ができました。
時折、リーダーのジョークが笑いを誘い、和やかな雰囲気で終始した2日間でした。   (おわり)