会山行紀行文  2008.12.6(土) NO.91  雪の里山を楽しむ
  天蓋山  (557m)  1699 M/K

12月6日(土)
Kリーダーの会山行、「不動堂山」に参加してきました。
新潟の12月の天気といえば、霙、霰、雪はあたりまえ・・・。当日の天気予報も雪マーク。朝、家を出る時から雨は降っていましたが、新潟駅南口のバス停からは総勢34名を乗せたバスが勇躍出発しました。
不動堂山(557M)は菅名山塊の西端にあり三等三角点の山です。大蔵山や菅名岳はおおぜいの登山者で賑わいますが、こちらの山は少し外れているせいか静かな山歩きが楽しめます。この日も誰とも出会わない貸切の山でした。
駅南口を予定の8時に出発! 9時過ぎに登山口近くの広い道路に駐車、雨具を着たり傘をさしたりして9時17分出発です。
きのこ工場の脇の道を通り林道をしばらく歩くと9時33分登山口着。標識もないピンクのテープの下がっている所から登り始めますが、最初からなかなかの急登です。
一汗かくころに鉄塔に着き休憩しました。だんだん高度が上がるにつれ雨が雪に変わってきて、見る見るうちに辺りは白銀の世界になりました。木の枝にも雪が降り積もり、トナカイの角のようになってきました。クリスマスも近づきまるでおとぎの国のようです。
雪が降ると、”犬は喜び庭駆け回り、猫はコタツで丸くなる”ですが、差し詰め楽山会のみんなは元気な犬の集団のようにキュッキュッと鳴る新雪の上を歩いていきました。
11時「不動堂山」到着。簡単に行動食をとりすぐに出発、「福蓮寺山」に向かいます。
途中、届かない高い木のうえにキノコを見つけて歓声を上げたりしながら、落ち葉と雪で滑りやすい急坂を下り「福蓮寺山」分岐に12時着、35分程で山頂を往復しました。
12時45分最後の渡渉を全員無事に渡り終わり、林道を歩いて朝の駐車場所に戻りましたが最後まで雪から雨に変わっても降り止むことはありませんでした。
 
その後、馬下保養センターの温泉で温まり、2階に部屋をとってゆっくりビールで乾杯し、昼食をとったり自己紹介をして歓談、親交を深めて帰途に着きました。
こんな日は個人山行だったらすぐ中止にして、こたつでヌクヌクを決め込んでいたかもしれませんが、会の山行に参加したおかげで新雪の山の美しさや、静かさ、動物の足跡しかない新雪の上に刻む自分の足跡のうれしさなどを感じることができ、本当に楽しかったです。
リーダーはじめご一緒して頂いたみなさん、本当に有難うございました。