会山行紀行文   2008.07.18(金)
       〜07.20(日)
N0.51 感動!!眼前に広がるコマクサの大群落 
 秋田駒ヶ岳・乳頭山縦走  1948 T/H
 
   (第一日目) 7月18日(金)夜、新潟港発 カーフェリーに乗船。
            皆さん、明日からの山行を楽しみに就寝。

   (第二日目) 7月19日(土)朝、秋田港着。天候は曇り、待機中のマイクロバスに乗車し、一路「秋田駒ヶ岳八合目」へ。
            車中にて齋藤リーダーより、今回の山行経路の説明と、注意事項等のお話がありました。
           今回の山行参加者は、男10名、女8名 計18名です。
  昨夜の船中泊でぐっすり眠れた人、寝不足気味の人が居られたようですが、皆さん元気そう。 登山口の「秋田駒ヶ岳八合目」に到着後、準備体操をし、出発です。
登山口から歩いて間もなく、ハクサンシャクナゲ、ニッコウキスゲのお花のお出迎えです。「笹森山」手前では、ニッコウキスゲの群落に感動!「笹森山」山頂では残念ながら、ガスで眺望は期待できませんでした。
「笹森山」からアップダウンを繰り返しながら、木道が続く湿原の爽やかな「能見平」では、参加者から思わず「”尾瀬”の様」の声も。
昼食予定の「笊森山」へ到着です。
昼食後、皆さんは充分な栄養補給により足取りも軽く「千沼ヶ原」へ立ち寄ります。
「千沼ヶ原」は、原始そのままの姿を保つ地塘群が数多く広がる、素晴らしい景観の湿原です。深呼吸で一呼吸後、いよいよ急崖もある「烏帽子岳」(乳頭山)へ。途中には残雪の中ミズバショウの姿もみられました。「烏帽子岳」(乳頭山)ではあいにくのガスで眺望は期待できませんでしたが、皆さん思い思いに記念撮影です。途中、「田代山荘」を経由し、下り坂の続くブナ林の中を、一気に本日の宿泊地「孫六温泉」へ。「孫六温泉」は湯治場の雰囲気の温泉で、明治39年に建築されたとのこと。
早速、湯に浸かり今日の疲れた身体を癒してもらいました。
夕食を囲んで、自己紹介、懇親の一時もあっという間に過ぎ、就寝。
          目指す「烏帽子岳」(乳頭山)を望む  
    
   (第三日目) 7月20日(日)朝、天候は曇り、予報では雨の心配はなさそうです。
          朝食後、前日のマイクロバスに乗車。一路昨日と同じ「秋田駒ヶ岳八合目」へ。今日はいよいよ今回のメーンで
          ある「秋田駒ヶ岳」と
          コマクサの群落を目指します。登山口駐車場では日曜と天候に恵まれ、大勢の登山客で賑わっています。
          準備運動後、登山開始。「阿弥陀池」経由「秋田駒ヶ岳」へ向かう途中には、南限と言われるエゾツツジを
          はじめ、多くの高山植物が咲き誇っています。それらを鑑賞しながら歩いていくうちに霧(ガス)に包まれた
          「阿弥陀池」へ到着。
   
 

「秋田駒ヶ岳」(男女岳)へは、往復1時間弱の為、麓にザックを置き、
身軽になって山頂へ。山頂は残念ながらガスで眺望は期待できません。
晴れていると「岩手山」「鳥海山」など、東北の名山を一望できるとの
ことです。
記念撮影の後、下山。
下山途中からはガスの晴れ間から「阿弥陀池」が、顔を覗かせることも。
仮置きしたザックを再び担ぎ、「横岳」経由コマクサ群落の「大焼砂」へ
向かい始める頃には、大勢の人達と行き交います。

チングルマと同居するエゾツツジ 
       
   さすがコマクサ群落の人気と感心しながら、ザレ場の登山道を下ると行く
手の斜面一帯に、コマクサの」大群落が眼の前に広がっています。
その数の多さと広さに感動!感動しながらカメラに収め、再び「横岳」へ
戻った頃には、沢山の人、人、人。
「焼森」山頂経由の下山途中も、ハクサンシャクナゲの群落の中を潜り
ながら「秋田駒ヶ岳八合目」登山口駐車場へ無事到着です。

「大焼砂」のコマクサの群落

    待機中のマイクロバスに乗り、途中「道の駅」で入浴・昼食後、一路、高速道路(東北・磐越自動車道)経由新潟へ
    帰ります。
    車中は、今回の山行の思い出を振り返りながら、お休みの人、美酒を酌み交わし更なる懇親を深める人。又、途中
    から余興も飛び出し和やかな雰囲気の中、新潟駅に皆さん無事に到着しました。
    今回の山行で、齋藤リーダーをはじめ参加された皆さんには、大変お世話になり心より感謝いたします。有難うござい
    ました。

    尚、今回の山行の一日目の途中で、参加者の方の片方の靴底の一部が剥がれると言うアクシデントがありました。
    幸い以前、同じ経験をされた参加者の方と、サブリーダーが予備の紐を持っており、素早い対応のお陰で大事に至り
    ませんでした。
    このようなアクシデントは、普段、山行から帰ったら登山用品の手入れを行う様習慣づけることにより、「用品の維持」と
    「損傷の点検」により防止できることと思います。お互いに注意したいものです。