平成29年度定期総会
創立40周年記念行事

平成29年2月5日
13:00〜
於:新潟東映ホテル
                      〜〜H29年度定期総会と創立40周年記念行事が開催されました〜〜

 今年は会創立40周年を祝すこともあり、通常の定期総会と合わせて新潟楽山会創立40周年の記念行事が開催され、例年にない229名もの大勢の会員が参集されました。
 
   ◎平成29年度定期総会

   ◎創立40周年記念行事  「記念式典」 「記念講演会」 「記念祝賀会」

≪定期総会≫

                〜〜総会次第〜〜
1、開会宣言
2、会長挨拶
3、議長選出
4、議事  
     @平成28年度活動報告・収支決算承認及び監査報告承認の件
     A平成29年度活動方針・収支予算承認の件
     B平成28年度山行実施報告・平成29年度山行計画承認の件
     C任期満了に伴う会計監査(一名)改選の件
     D会員提案の議案・要望・意見・質問等の審議
5、新人紹介

 総会は吉田総務部長(2097)の進行により、式次第に沿って進められました。

 先ず初めに端保会長から、
   
   会の活動方針に沿った事柄を中心にご挨拶を頂いた。

 その後の、議事進行の為の議長として甚野峻(1958)さんを選出されました。
司会の吉田総務部長 端保会長の挨拶 議長に選出された甚野さん

 議長の進行により、先ず福岡事務局長から28年度活動報告、続いて大石会計部長より収支決算報告、続いて長井光雄(1833)より会計監査報告があり、総会出席者の承認を頂きました。

  続いて、福岡事務局長から活動方針、それらに基づく29年度の予算計画等の説明と出席者の了承を頂きました。
活動報告の福岡事務局長 会計報告の大石会計部長 監査報告の長井監査役
  

 28年度山行結果報告や29年度計画は石井企画部長(1862)から説明がありました。

 28年度通常山行は203コース(一般134、トレッキング74)計画に対して中止山行が33コース(悪天20、少数10、L都合1、その他2)となり、
 175コース、3,656名の参加がありました。
 特別山行(会行事山行・自然保護・特別行事等)を加えますと4,293名の方々が山行に参加されました。

 会計監査交代に関する提議では、吉井紀美子さん(1493)が再任提案が出され承認されました。

 会員各位から提出された提案、要望、意見、質問については時間の関係で書面にて説明、そして、討議案終了後、昨年度入会の新人紹介がありました。

 以上をもって28年度定期総会が終わりました。  
山行実施報告と計画説明の石井企画部長  水野副会長による監査役の提議 新人の皆さんから一言

≪記念式典≫

  1、開会
  2、楽山会の歌合唱
  3、会長祝辞
  4、ご来賓紹介
  5、ご来賓祝辞
  6、表彰式 @会長功労、Aリーダー功労、B役員功労
          C永年(30年)在籍   D高齢者(卒寿)
  7、受賞者代表謝辞
  8、閉会 
楽山会の歌、合唱 

 式典に際し、端保会長から祝辞があり
   ・創立40周年の歴史と配布されたDVDについて。
   ・会の基本的な考え方「安全・安心」を中心に健康で安心して参加できる楽山会でありたい。
   ・会員数の減少を止め、増やしていきたい。
    等
 また、ご来賓から新潟県山岳協会の阿部信一会長、日本山岳協会越後支部の遠藤家之進正和支部長からご祝辞を頂きました。 
会長祝辞
端保幸雄さん
来賓挨拶
阿部信一様
来賓挨拶
遠藤家之進正和様
ご来賓左から 成海修様 遠藤俊一様 遠藤家之進正和様 阿部伸一様

 次に新潟楽山に多大な功績を残された方々への表彰式が行われました。
 受賞者の代表に会長から表彰状と記念品が贈られました。
会長功労賞
高橋 彬 さん
リーダー功労賞
代表 水野美智子さん
役員功労賞
代表 大石 則子さん
永年(30年)在籍賞
代表 正木 任二郎さん
高齢者(卒寿)賞
代表 伊佐 テフさん
 授賞式修後受賞者を代表し、高橋彬さんから心に残る
 謝辞を頂きました。

 また式典終了後、各賞受賞の皆さんの記念写真を撮りました。
 受賞者を代表し高橋彬さんから謝辞を頂きました  会長功労賞と役員功労賞を受賞された皆さん
リーダー功労賞を受賞された皆さん 永年(30年)在籍賞と高齢者(卒寿)賞を受賞された皆さん

 
 
≪記念講演会≫

 40周年を記念しお招きした講師の内多先生は元NHKアナウンサーで現在“医療型短期入所施設「もみじの家」”でハウスマネージャーとして重い病で苦しむお子様やご家族の支援をしておられます。
 NHK時代は大阪局、東京アナウンス室、名古屋局、日本語センター等で活躍され、名古屋時代には今回のテーマの通り、山岳家の田部井淳子さんと北アルプス大縦走を経験されました。

 今回お話し頂くテーマは

  「登山家の田部井淳子さんと共に、夏の北アルプスを3週間かけて大縦走」

  「在宅で医療ケアを受けている子供と家族を支える“もみじの家”」

 です。
講師の内多勝康さん

 冒頭、田部井淳子さんとの悲しい別れについて話され、その後北アルプス縦走をエピソード交え話して頂きました。

 田部井さんとの出会いがあるまでは殆ど登山歴は無いに等しかった。

 名古屋局の番組「金とき」2代目キャスターになり登山シーズン恒例の登山番組出ることになり田部井さんと共演することになった。

 しかし、3週間に及ぶ縦走、しかもその激しく危険なコースに驚くも、田部井さんが同行するからと励まされた。

 実際、この登山を通じても田部井さんの人柄に触れることが出来、人生の歩むべき道を学んだ。
 立山の室堂から雄山(3003m)に登り、五色が原、スゴ乗越(2150m)への急降下、そして薬師岳(2926m)への登り、そしてまた薬師平(1912m)に下る、そしてラストはあのジャンダルムと激しいアップダウンと危険が待っていた。
 しかし、五色が原を中心に素晴らしい高山植物が素晴らしいご褒美となった。
 また、田部井さんがドラえもんのポケットの如く、干し柿や干しイモ、時には和菓子も等を出してくれた。

 山岳映像を撮るには3台のカメラがそれぞれの役割で撮っており、番組編成であたかも観ていない光景を見たように放映される場合もあった。
 
 今回の登山で一歩一歩の蓄積の大切さを体験し学ことができた、正に人生そのものと思う。
 時に自然と一部となり、自然を身体で感じ、自然と一体化するとき涙を流すこともあった。

 北穂では素晴らしい光景を観ながら田部井さんの息子さんの話を聴き山の効果を再認識した。
 
 山の道は山好きの方がコツコツと歩き開いたと思うと感謝の気持ちが湧いてくる。

 スタッフとの亀裂が生じそうな時も田部井さんの素晴らしい行動に救われ、苦しいときに黙って差し出されて干しイモ、今となってその有難さを気づく、本当に素晴らしい人だった。

 “もみじの家”に転職し、とてもつらい時期があったがそんな時田部井さんから学んだ一歩一歩を確実に歩み、一つ一つを確実に、時には休むことも大切、この言葉が自身を押してくれた。

 最後に田部井さんのご葬儀でお読みになった弔辞を紹介された。感動的お二人の関係が浮かぶ内容だった。

(投影されたスライド写真の一部)

 講演の後半は「もみじの家」お話をされた。

 “もみじの家”は在宅で医療ケアを受けなくてはならない幼児を支援する活動のお話です。
 医療の発達で新生児死亡率は大幅に減少するも、逆に自分で呼吸や食事も出来ない医療ケアが必要な幼児が増えてしまった。
 しかし、このような幼児を預かってくれる施設がなく、家族にも大きな負担となっている。

 このような幼児や家族の負担を軽減するために出来たのが短期医療型入所施設“もみじの家”です。

 この活動を全国に広め、重い病気を持つ子と、その家族を支援する社会を創る活動をスタートしましたが、当初は理解も低く苦労しました。
 しかし、徐々に入所者も増え、利用者の満足度も向上してきました。

 しかしながら、運営の為に資金調達に苦労しています。
 この活動が制度化しこのような苦労を少なくし医療ケアを必要とする子供と家族を支えられるようにしたい。  

 【お問合せ】  〒157-8535 世田谷区大蔵2−10−1
          国立成育医療研究センター
          TEL:03-3416-0181 FAX:03-3416-2222
          Mail:kifu@ncchd.go.jp  http://www.ncchd.go.jp
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【銀行名】 三菱東京UFJ銀行   
【支店名】東京公務部  
【口座番号】普通預金0061303
【口座名義】国立研究開発法人国立成育医療研究センター

≪記念祝賀会≫
 記念祝賀会は会場を2階朱鷺の間に移し開催され、81名の方が参加されました。

 ≪次第≫
 1、開会
 2、開宴挨拶
 3、ご来賓祝辞
 4、乾杯、開宴
 5、万歳三唱
 6、閉会
   
 会は和やかなムードの中、開催されました。
 司会進行
2051 田中伸二さん
 開宴挨拶
1866 端保幸雄会長
来賓祝辞
一峰会 遠藤俊一様
乾杯音頭
峡彩山岳会 成海修様 
     
 
 
端保会長の挨拶来賓県山協阿部会長のご挨拶新年祝賀会司会進行の田中さん